崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

カダフィの拠点に標的攻撃

2011年04月26日 05時21分12秒 | エッセイ
 日本のマスコミは被災地に関する情報に集中して北アフリカと中近東の民主化のニュースが少なく、インターネットでニューヨークタイムズなどを読むことが多くなった。私はリビア状況は戦争とは思わない。民主化のデモとその政府側の独裁を守ろうとする治安維持のための過程としてみている。あくまでも民衆が主導的に終えて欲しい。カダフィは早く政権の座から降りるべきである。私は韓国の民主化に照らし合わせて見守っていきたい。
 昨日NATO軍がカダフィの拠点と放送局を空爆したという。政府側はカダフィを標的にした攻撃だと反発している。カダフィの次男は「われわれを恐怖に陥れ、白旗を揚げさせるのは不可能だ」と徹底抗戦の意向を示した。私はなぜアメリカは「カダフィを標的にしていない」というのか疑問を持っている。リビアの民主化は世界へ大なるメッセージがある。