崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

二葉百合子

2011年04月20日 05時01分39秒 | エッセイ
 朝4時台のNHKラジオ深夜便で歌手の二葉百合子氏のデビュー77周年をもって語った再放送を聴いた。歌に人生をかけ歌一筋に生きてきたという。「歌なしでは何もない女だ」と一所懸命に歌を続け、戦前、戦中、戦後、現代と彼女は「完全燃焼」の姿で77年におよぶ自らの芸能生活に終止符を打ちながらいえる言葉は一つ「感謝だ」と言い切った。
 私は今韓国語でエッセイ集「私の人生と学問」(仮)を夢中で書いておりほぼ終わりに近い。自分の人生の明暗をバランスよく書くつもりである。自分の人生は小さいな失敗と成功の連続であると思う。私自身は二葉氏の言葉のように命を完全燃焼できるかが疑問である。教壇で最後まで自分の講義を聞いた学生とそうではない学生とは大きい差があるとという信念を持って望んでいる。私は人の小さな失敗を大げさに取らない。そして人を総合的に見るようにしている。私も人からそのように評価されたい。