崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「時間」国際シンポジウム

2009年10月23日 05時01分33秒 | エッセイ
 山口大学時間学研究所からポスターが届いた。1年ほど前に山口大学時間学研究所長辻正二教授が研究室に来られて相談したのがついこの間のように感じていたのにである。「時間学国際シンポジウム~東アジアの暦と近代化」。「暦」にスポットをあてた、東アジア四カ国の研究者によるシンポジウムである。時間研究者を推薦してくれと言われ、自薦したのが大変なことになった感がする。韓国で時間に関する論文は20年ほど前、文化面に書いた小生のものだけだったので自薦したのである。私は時間を社会文化生活上のリズムとして扱った発表をするつもりである。しかし他の発表者たちはテクノロジーや機械時計使用に関するものが中心になり、私とはあまりに距離が遠くて、話し合えるとことろがあるか心配である。時間とは存在するものなのだろうか。発表まで待つ時間は「早く」なるだろう。

日時:2009年11月21日(土)午後1時から
場所:山口大学会館(吉田キャンパス) 入場無料
基調講演:辻正二(山口大学時間学研究所長)「近代社会と時間:いまなぜ東アジアの暦か?」
パネラー:
〈日本〉中村士(平成帝京大学現代ライフ学部教授)「1820年代~幕末期の機械時計使用と時刻制度」
〈中国〉張聞玉(貴州大学教授)「四分術の推算と応用」
〈台湾〉陳瑞貴(淡江大学未来研究所長)「今、テクノロジーが動態の時間意識を構築している~ひとつの未来への探索」
〈韓国〉崔吉城(東亜大学人間社会学部教授)「韓国における聖なる時間の世俗化」