崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

JALの再生

2009年10月21日 05時44分05秒 | エッセイ
 日本航空JALの再生が抜本的に検討されると報じられている。私は時々韓国へ往来しながら日韓の飛行機のサービスを受けながらJALの経営不振を皮膚で感じてきた。韓国の飛行機に比べて機内食のサービスは粗末であると多くの人から聞いており、韓国の飛行機を選好するという話を聞いた。これが大きい理由とは思わないが、私なりに経営診断(?)をしてみる。機内食のことで経営云々というのは躊躇するが、それは経営の象徴的なものかもしれない。
 接待においては日本人の競争意識が全く見えない。安全、清潔、礼儀正しさ、親切なども競争の中身になろうと思うが相手のある競争構造の中でそれだけでは不十分であろう。質素勤倹、真面目さで内需で成功して輸出してきた日本の企業の強さから日本の商品が外国で高評されてきた。しかし時代は変わった。内需と輸出という区分のない国際線の飛行機は初めから国際競争そのものであることからも考え直すべきであろう。今現在世界旅行をする多くの人は韓国仁川空港を利用するようになった。それは安くて良いサービスが得られるからである。この国際化時代に「競争力」を高める教育もしなければならないと思う。