崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

北九州地方の韓国語弁論大会

2009年10月19日 06時22分29秒 | エッセイ
 北九州地方の韓国語弁論大会の審査のために一日費やした。我がマンションの向い側ではあるが海底トンネルが工事中であるので高速関門橋を通らないといけないし、韓国から来て数か月しかたっていない人がカーナビで行くので私が知っている道とは反対に走り、必要ではない都市高速に入り余計な料金を払ってやっとたどり着いた会場は今年から別の所に変わっているという。帰り道はカーナビを無視して警察に聞いて順調に帰ったがそれでも遅くなった。韓国人が警察に道を聞くのをみて、一昔前に私は韓国に帰国した時日本でのように警察に道を聞いて怒られたことを思い出して話をしたら韓国の警察は変わったということである。韓国の民主化の急進と感じた。
 今度障害を持っている人が韓国ドラマが生甲斐であることや、癌患者が病気と闘う事情を語るなど弁士と内容なども様々であった。言葉を習う方法がカラオケ、飲屋などさまざまであることを好評した。朝鮮半島と特に隣接した地域での韓国との関係ではあるがなかなか超えられない言語の壁を越えようと努力する姿を励ますのも私の審査委員長としての役目と思っている。再来週行われる下関韓国語弁論大会の審査も楽しみにしている。