アメリカの作家の川嶋擁子氏からアメリカ製のお菓子などが送られてきた。それを食べながら普段感じている日本の食品の特徴が浮かんだ。全部がそうではないがアメリカの菓子は素材の繊維や味が日本製とは違うと感ずる。豆腐にしても、日本の豆腐は細か過ぎて本当の豆の味がしない、柔らかさで好まれるようである。ピーナツ豆腐を食べてみた。ピーナツが大好きな私にも柔らかさしか感じないように原型や味が薄くなっている。日本のマンジュウ類も材料を機械的に挽きすぎた粉から作られており、麦などの材料の原型や味が残らない。中国人や韓国人は丁寧な包装には感動しながら中身には甘さしか感じない。過度な糖分を用いた多くの日本食品には味がそれほど感じられず失望している。極端に言うと細かさを増していくとエキスを飲むようになるかもしれない。食品製造社の研究不足さえ感じる。いくら味は民族の文化とは言っても、本当の味の意味をきちんと考えて発展させるべきであろう。その初歩は糖分を減らすこと、挽く程度を低くすることを希望する。杵で餅をつく方が機械餅より美味しいことを考えよ。