崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

人種差別

2009年02月08日 06時50分31秒 | エッセイ
 1950年代キングJr.牧師はアメリカの差別的な社会構造を変革changeすることを呼びかけた。彼は演説で「我々はキリスト教徒だ。我々が手にする唯一の武器は、抗議だ」「もし我々が誤っているとすれば、合衆国憲法が誤っているということだ。もし我々が誤っているとすれば、ナザレのイエスは単にユートピアを夢見ただけの夢想家にすぎない」「正義を水のごとく、公正を河のごとく流れせしめるまで闘いぬく」と訴えた。市当局は黒人を次々と逮捕した。テレビや新聞社はこの運動を広く報道した。最高裁判所はモントゴメリーのバス運行に関する条例は違憲であると判決した。というドキュメンタリーを見た。
 それについて「この結果は白人に対する黒人の勝利ではなく、アメリカの正義と民主主義の勝利だ」と言った。私はこの映像を見て白人より黒人の意識が変化していくこと、オバマ大統領まで繋がっていることが分かった。私は古いビデオ「招かざるお客」を出して再び見て感動した。差別と闘うところにキリスト教の正義が働くのを痛感した。日本ではほぼ感じないことである。