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芭蕉の俳諧:猿蓑(32)

■旧暦8月11日、火曜日、

(写真)無題

今日は、窓からの空気が冷たい。ベランダにCDで作ったハト避けを吊るしたら、効果があったみたいで、洗濯物にフン害がなくなった。久しぶりに英語版更新。外国語で書くのは、面白い経験だが、間違いが必ずある。自分のブログなら、まだ修正が効くが、ひとのブログにコメントした英語が間違っていると、なかなか愉快なことになる。

I'm very impressed. とても感動しました。
I'm very impressive. 頭が高い!

秋刀魚
燃えながら秋刀魚は海を思ふらん


ばうばうと秋刀魚の命燃えさかる


秋刀魚焼く八州の空大きかり


夜遊びの娘を叱るそぞろ寒




デイヴィッド・G・ラヌーによる一茶の英訳

in a stand of trees
pounding rice cakes...
evening moon

yabu nami ni mochi mo tsuku nari yoi no tsuki

藪並に餅もつく也宵の月

by Issa, 1818




かきなぐる墨繪をかしく秋暮て
   史邦
はきごヽろよきめりやすの足袋
   凡兆
何事も無言の内はしづかなり
   去来

■メリヤス(medias)は「靴下」の意味のスペイン語から来ているらしい。1679年ごろには、すでに、俳諧に詠まれていたという(この歌仙は1691年10月頃京都で興行)。去来が可笑しかった。この付け方は、正座して箴言をつぶやくのだが、ちょっと漫画みたいだ。喧嘩中の夫婦を横合いから解説しているみたいだ。真面目であるが故の可笑しみ。
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