鉄コレ24弾など

2017年04月06日 00時34分35秒 | 鉄道模型/製品レビュー・小加工など
JR30周年に合わせて発売された鉄コレ24弾。
国鉄時代に製造され、JR化後に改造された車両がラインナップされており、なかでも福知山の113系3800番台(サンパチ)が含まれていることで人気も高まっているようです。


(画像は2008年3月、豊岡にて)
私は小学生の頃に初めて実車を篠山口駅で見たのですが、子供心に「なんて適当な電車なんだ!」といった印象を抱いたのを覚えています。後に中間車からの改造であったことを知り、それは間違いではなかったことが判明するのですが……。(笑)

以来、福知山の親戚宅を訪れるたびに実車に接する機会があり、模型の方もGMの113系キットから製作できないかとトライしましたが、当時の技量ではあえなく挫折。部品だけ用意していたところに製品化の報せが飛び込み、ディテールアップを楽しもうと待ち望んでいました。


24弾は他にも紀勢本線の113系や713系、717系が含まれていることから、初めての「箱買い」です。
当初の古典的な単行電車ばかり製品化していた頃からすると、昨今の値上がりや編成ものラッシュには瞠目するところではあります。かつてのイメージだと本家TOMIXやマイクロあたりが製品化しそうな車種ばかりですが、それでも比較的廉価で「素材」を入手出来るとあれば嬉しいものです。

一箱ずつ開封し、113系3800番台の製品とご対面。
ちなみにシークレットが2パンタのクモハ112だそうですが、私の箱には入っていませんでした。


製品はクモハ113の前照灯が出っ張っておらず、クモハ112(東海顔)の前面が鉄仮面化されていない、登場当初の姿がプロトタイプとなっています。
造形はまずまず、塗装の品質もいつも通りですが、前面補強板の青帯が下にズレています。エラー品かと思いきや、ネットで出回っている製品の画像を見ていると全てそのような「仕様」であるらしく、これがカッコ悪さに輪をかけています。(笑)
塗装の品質はいつものことですが、私の掴んだ2両はそれほどの乱れはありませんでした。初代福知山色(黄色に青帯)と2代目福知山色(ベージュに茶と緑の帯)の双方をイメージさせるカラーリングで、個人的には好みの塗装です。

というわけで、早速ですが、


ジャンク箱を漁り、過去に製作を目論んでいたサンパチの部品を取り出します。
富士川車輛工業のパーツです。いまは生産していないようですが、ここからライトと補強板のパーツを活かします。


塗装してゴム系接着剤で貼り付けたところ。
青帯はとりあえずの措置として0.5mmマスキングテープに青を筆塗りしたものを貼り付けています。製品の補強板は穴が抜けていないので、金属パーツを使うことで幾らかシャープな印象になりました。
床下にはKATO製113系の動力を入れています。窓ガラスパーツをギリギリまでカットするとちょうどハマりました。スカートと連結器は製品のものをそのまま使用しています。追加で栓受けを取り付けたいですね。




クモハ112の方は車輪とパンタを換装し、スカートは試しにGMの113系用を取り付けてみました。
製品状態では717系等と共用のゴツいスカートなので、替えてやることで実感的になります。スノープローは19弾のNDC用を無加工で取り付け。製品のプロトタイプ(N8編成)とは別編成に仕立てたいので、ベンチレーターの換装や鉄仮面化、床下機器の正規化なども予定しています。

そして、24弾に含まれるもう一つの113系。


実車は一度だけ乗ったことがありますが、製品では埋められているはずの戸袋窓が開口されているようです。しかしどうにも馴染みがないので、


きっと多くの人が考えるであろう、こんなことを企んでいます。
更新車のボディ自体はよく出来ているので、これを皮切りに西日本の113系ワンマン改造車がバリエーション展開されるのでしょうかね……。

そのほかの電車たち。


左から123系ミニエコーと713系、717系です。
1両もののミニエコーは仕方ないとして、残る近郊型の2種は加工素材に。




この辺りに化けてもらおうと思っています。(笑)


特に北陸の413系は、以前製作した475系や、先日発売された521系と並べることが出来ますからね。

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近郊型つながりで、ただいま製作中のもの。


余り物の有効活用なのですが、いずれ別項にて紹介予定です。

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