キロ29・59「ほのぼのSUN-IN」の小加工

2018年02月08日 03時42分12秒 | 鉄道模型/製品レビュー・小加工など
節分を過ぎたものの、京都は相変わらずの底冷えで堪えます。
仕事柄、体育館という場所に出入りしなければならないのですが、あればかりは慣れませんね。
夏場の蒸し暑さを避けるには仕方のない構造のようですが。

さて、昨年入手したマイクロエースの「ほのぼのSUN-IN」。
年明けから重い腰を上げてグレードアップを進めていましたが、このたびようやく終わりました。


実車は山陰最後のキハ58系列として団臨を中心に10年ほど前まで活躍していました。関西に遠征してくることもしばしば、行動範囲の限られていた高校時代でも数回接する機会があり、車端部のグラデーション塗装が思いのほか雑だったことが印象に残っています。(笑)


さすがに模型では印刷で無難に(?)まとまっています。
かつて製作に挑戦したこともありましたが、エアブラシを持っていないとこの箇所がネックとなります。当時はデカールに吹き付けて再現した覚えがありますが、やはりスッキリとは仕上がりません。前位側の扉を綺麗に埋めるのもなかなか面倒です。

そんなこんなで、ボディの出来は良好ですが、床下に目を向けると……




どうも、見慣れたKATOやTOMIXの床下とは異なります。
これはおそらく同時期に製品化された東日本車(エレガンスアッキー、よねしろ等)の床下が流用されたものと考えられますが、それにしてもモールドが甘く安っぽい印象は否めません。DMH17エンジンの造形は「フェスタ」の床下で実績があるはずですが、あちらも相当前の製品化ですから難しいのでしょうね。

エンジンだけを部分的に交換するのもバランスが悪いと思い、


KATO製キハ28の床下を切り継ぎ、ウエイトで繋ぎ合わせます。


塗装したところ。
やや下が空いてしまいましたが、これで正規の床下になりました。


M車についても同じく、KATOのキハ58からモーターカバーを切り貼りして塗装しました。


連結器はTNに換装し、車端にはトイレタンクやステップを取り付け。
客用扉窓はやや小ぶりだったので、拡大してTOMIXのものを嵌め込みました。


前面窓ガラスもTOMIX製に交換。種別表示幕はそのままだと横長なので、点灯は諦めてTAVASAの国電用方向幕を上から貼り付けています。
ほか、ジャンパ栓はKATOの115系長野色用を、形状の異なるタイフォンはTOMIXのキハ40系(岡山色用)に交換。今度KATOからキハ58がリニューアルされる際には専用のジャンパ栓が出るので、他車のグレードアップ用に確保しておきたいですね。




かくして床下の正規化とグレードアップが完了した「ほのぼのSUN-IN」ですが、気動車の床下は奥深いもので、実車と模型で違う点の多いこと多いこと。模型は部品流用ありきですから仕方ありませんが、マイクロ製品で言うとキハ65(エーデル)やキハ37なども異なる点が多いので、地道に手を加えているところです。


一段落ついたところで、タイミングよく「ゆったりやくも」が入線。
しばし米子界隈の雰囲気に浸ろうと思います。

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