九州で吸収!リフレッシュの旅・2日目前半

2010年03月12日 23時59分58秒 | 旅行記
最終列車の去った柳ヶ浦駅で待つこと10分。
特急「ドリームにちりん」宮崎空港行きが静かに入線してきました。
柳ヶ浦0:41発→宮崎空港6:35着

九州旅行ではもはや常宿となったこの列車ですが、今回は初めて指定席を取って、博多駅で発行してもらった「ナイスゴーイングカード」を使っての乗車です。
16~29歳の若者に限ってJR九州の特急列車が4割引で乗れるという大変優れたカードで、おかげで旅費を大幅に節約することが出来ました。

昨年、雑誌「鉄道ジャーナル」の特集を読んで以来、ずっと乗りたかった「ドリームにちりん」。乗ることも目的の一つであったので、大分での長時間停車中にいくつか撮影しました。
発車する前に寝たのは覚えているのですが、起きると延岡を出たところでした。この辺りから始発列車の役割を果たすため、降車客と下車客が各駅でちらほら見受けられます。

下り「ドリームにちりん」の唯一の見所と言っていい(?)、高鍋到着前(6時頃)に車窓左手に広がる日向灘です。
3年前に初めて乗った時に見たこの風景が忘れられなくて海側に座りました。
海の向こうから徐々に明るくなってくる朝の空が清々しい気持ちにしてくれます。

すっかり夜が明けた宮崎からは、特急から普通へと事実上の種別を変え、宮崎空港線への高架を駆け上がってラストスパート。
宮崎~宮崎空港間は特急券不要で特急に乗れるので、短いながらもおトクとも言えるでしょう。

終点の宮崎空港駅。
宮崎からの乗客も居るのだと思いますが、降車客が意外と多かったのに驚きました。
私は飛行機に乗るわけでもないただの暇潰しなので(笑)、改札で18きっぷに日付印を押してもらって折り返します。
宮崎空港6:43発→南宮崎6:48着

行って、戻って、南宮崎にて。
一夜の「ハイパーサルーン」は回送で足早に去っていきました。さぁここから1日の始まりです。

振り返ると…

昨年秋に登場したばかりの日南線観光特急「海幸山幸」がエンジンをかけてスタンバイ状態でした。
元は高千穂鉄道のトロッコ車両を特急用にリニューアルした遊び心あふれる車両。大胆に飫肥杉を貼り付けたボディ越しにもその様子は伝わってきました。
宮崎も九州旅行ではいつも通過点になっているので、次回来る時は是非乗りたいですね。

南宮崎からは普通列車で更に南下します。
南宮崎7:04発→西都城8:01着
この列車、以前は高鍋発で鹿児島中央行きというロングラン普通列車だったのですが、今は宮崎と都城・西都城で分断されてしまいました。
以前はこの西都城で30分近く停車していたのですが、仕方なく終点となったので降りることに。それでも初めての下車ということで、知らない街は散策するに限ります。

国鉄時代に高架化された西都城駅。
高架化当初は近代的だったのかもしれませんが、汚れた外壁にがらんとした駅構内が今となっては「国鉄の高架駅」らしさを醸し出しています。
まるで時間が止まったような…何処となく湖西線の駅にも似ていますね。

西都城駅自体は何回か通ったことはあったので、駅からしばらく歩き、前から気になっていた志布志線の廃線跡を見に行ってみることにしました。

途中で虚しく途切れている高架の廃線跡です。出っ張っている部分には信号機があったのでしょうか。高架化が1980年、廃止が1987年なので実に7年ほどしか使われていないことになります。
雨に濡れない脚の部分はまだキレイな状態ですが、私のように志布志線を知らない世代が増えても、きっとこの高架は存在理由も分からぬまま、黙ってこのまま聳え続けるのでしょう…。

さて、南下は続きます。
先ほど乗っていた列車が一旦都城へ回送され、都城始発の鹿児島中央行きとなって戻ってきました。
西都城8:37発→鹿児島中央10:09着
都城始発となったことで座れるかどうか心配だったのですが、意外にも車内は空いていました。
しかし、適当に山側に座ってしまったばっかりに、国分や隼人からの立ち客で遮られて桜島を拝むことが出来ず、実感の無いまま鹿児島入りをすることになりました(^^;
ともかく!1年ぶりの鹿児島中央へ到着です。後半へー続く!

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