鉄コレ・富山地鉄10030形の小加工

2018年01月18日 02時53分37秒 | 鉄道模型/製品レビュー・小加工など
前回に続いての小加工ネタです。
実質コレの続きと言えるかもしれません。


4年ほど前に発売された鉄コレの富山地鉄10030形。当方では14760形と共に車輪とパンタの交換後、屋根と床下を塗装して放置していましたが、先日、模型店を物色していて見つけたこのパーツを機に……


KATOのクハ189用ダミーカプラー(正しくは連結器カバー?)です。
連結器カバーと言えば、同社から発売されているE257系用の白色が汎用性が高く、


当方でも国鉄・JR型問わず使っていますが、富山地鉄のものはまた別物。


(2013.03.29 岩峅寺にて)
画像の通り、横長の特殊な形状となっています。
これくらいならプラ棒の削り出しで自作しても良いのですが、今回のクハ189用が比較的近いことに目をつけて、ついでに各部のディテールアップもしてみようということになりました。


まずは連結器カバーを銀色に塗装して、鉄コレの胴受けに接着。少し削るだけでフィットします。


平べったい栓受けは別パーツ化。


モールドの上から穴を開け、残ったモールドを除去。
右端が少しズレてしまいましたが、これくらいなら誤魔化しが効きます。(笑)


栓受けはアルファモデルの113系用を塗装して取り付けました。
ライト枠もトレジャータウンのものを上から貼り付けて、だんだん京阪から地鉄の顔に近づいてきました。
更に追加するならば上の実車画像のようなアンテナ類もあると実感的ですが、破損が怖いので今回は保留としています。


連結部はKATOカプラーに換装のうえ、幌を取り付けました。
幌は薄めのキハ91系用を使っています。今回のように連結面間に余裕のないときに便利です。


鉄コレの走行用パーツには他社製カプラーを取り付ける「受け」が付属していますが、一々買うのも面倒なので真鍮線を貫通させて無理矢理このように。製品状態のアーノルドでも良しTNに換装しても良し、この辺りは各自の好みが出るポイントですね。

さて、ここまで来て気になるのが、屋上のクーラー表現。


(2012.09.29 鳥羽街道~東福寺にて)
実車のクーラーは天面と側面にメッシュの黒が目立ちますが、模型ではメッシュ表現が無く窪みがモールドされているのみとなっています(同じ京阪でも小型車の600形などは天面のみメッシュ表現がされています)


そこで使えそうなのが、キハ189系の製作でも使用したウェーブのメッシュ。


試しに切り出してはめ込んでみると、ぐっと細密化されて好印象です。


目が潰れないように木工ボンド水溶液で固定した後、エナメル塗料でスミ入れしてやるとクーラーらしくなりました。
側面の表現はメッシュにやや厚みがあるので不適ですが、ここはシールかデカールを貼り付けることにしましょうか。


吊るしの状態ではどうしても安っぽさが否めない鉄コレですが、これでようやく模型として一人前になってなってきたような気がします。欲を言うなら動力化をもって完了とすべきですが、レイアウト片隅から分岐する地方鉄道のアクセサリーとしてしばらく鎮座してもらおうと思います。(笑)

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