113系5300番台の製作 その4

2017年06月07日 02時24分37秒 | 鉄道模型/製作中-113系5300番台
6月に入りました。
巷では「SLやまぐち号」の新型客車35系が注目されているようですね。新山口で既存の12系と並んだ写真を見かけましたが、そのあまりの完成度の高さに12系が「まがいもん」のように見えてしまったのは私だけではない……と思います。とは言え、あれはあれで12系から旧客の雰囲気をとことん追求した仕上がりだと思いますし、急行型客車由来のズラリと並んだクーラーユニットや裾絞りのスマートさ、そして後年の改造や塗装変更による編成としての統一感はありました。
しかしこの35系、早晩どこかが模型化するとは思いますが、なんとかしてGMの客車キットを組み合わせて作れないか……と、キット改造好きの自分などはついつい考えてしまいます。(笑)

さて、これ以上仕掛が増えないうちに。
前回の続きです。GMキットの前面を取り付けたクモハ112ですが、クモハ113の時にはあまり紹介できなかった前面の修正過程を紹介します。


周知の通り、GMキットの前面はオデコが平たく、貫通扉の下部がRを描いているので印象があまり似ていません。
じっくり眺めていると前面窓も左右で高さが微妙に違うように見えます。一方、ヘッド・テールライトは小ぶりで実感的なのでこのまま活かしても問題はなさそうですね。


まずは貫通扉の下部を切り取り、プラ板で直角になるよう調整していきます。


また、オデコの修正に先立って行先表示器の両端にプラ板を貼り付け、横幅を広げておきます。

続いて側面の加工へ。


以前、475系の北陸地域色を作った際にテスト塗装をしたのでこんな色をしています。(笑)
クモハ113の時と同じく、点検蓋を活かしたいので湘南色の帯やサボを目印にケガキ。


切り出していきます。前回はデザインナイフの力技で切り出しましたが、今回は模型店で見つけたウェーブ製の「グリップのこ」を使ってみました。
最初は要領が掴めずやや斜めに切れたところもありましたが、うっかり他の箇所を傷つけることがないので便利でした。


切り出しが完了しました。戸袋窓はギリギリですが(汗)、今度はお手本があるので幾らか気楽です。
反対側の側面からも同様に切り出した後、両側面で扉を取り替えて移設していきます。


しかし切り出し作業はなかなか疲れるもので(笑)、合間に貫通扉の下部を修正。
ヘッド・テールライトはゾルで保護しておきましょう。

その5につづく

最新の画像もっと見る

コメントを投稿