いつも違う道

2011年02月10日 23時59分59秒 | 日記
最近毎日のように街を歩いています。
元々は試験期間中の食べ過ぎの解決策として始めたものですが、これがまたおもしろい。
だんだん長距離を歩くようになってきて、昨日も行き帰りは一日乗車券でしたが、哲学の道を銀閣から南禅寺、そして平安神宮まで歩きました。そしてふらっと喫茶店に入って休憩することも覚えました。


そして今日はというと、母親のお遣いでイオンモールの金券ショップを目指してウォーキング。
もちろんそれだけで済まないのが僕なので(笑)、まずは模型店に寄ってからイオンモールへ、それから京都駅を八条口から烏丸口まで縦断。
烏丸七条からは月曜日に歩けなかった通り(間之町通、高倉通など)を歩き、渉成園(枳殻邸)や市比賣神社を横目に河原町正面へ。この辺りも今まではバスで通るだけだったのですが、点と線しかなかった世界が新たな面を構成していく様子は楽しくてたまりません。

旧町名表示のホーロー表示板を2つほど見つけて鴨川を渡ると川端正面。
そのまま正面通を直進しました。かつての京都大仏に真っ直ぐ至る道なので「正面通」と名付けられた経緯がありますが、今でも目線の向こうに豊國神社が見える辺りは十分な追体験になると思います。大仏はどんな感じだったのでしょうか。もし残っていれば東山地域では間違いなく清水寺に並ぶ観光スポットになっていたことでしょう。見てみたかった気もします。

それから昨年の「京都学特別講義」の巡検で訪れた河井寛次郎記念館の周辺を適当に歩いていると五条坂へ。
目の前に広がる殺風景な京都の大動脈には、「もう来てしまったのか」という驚きと、「そろそろ終わりにしなければ」という寂しさが入り混じっていました。
でも、夕方に近づいてちょうど寒くなってきた頃。本来の用件を大きく逸脱した外出を締めくくるべく、バスに乗って徒歩よりもずっと短い時間で帰ってきました。


写真は渋谷大和大路から少し西に入ったところ。
五条通のすぐ裏側には、昔ながらのこんな風景が広がっています。