西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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『セクシュアリティ』

2012年08月03日 | 新刊書(国内)
『セクシュアリティ』
A5判並製328頁 定価2800円+税
ISBN978-4-89176-915-4
水声社 2012年8月

ジャック・デリダ、ジュリア・クリステヴァ、エレーヌ・シクスー、ディディエ・エリボンなど国内外の研究者・思想家たちが、「文学」という言語の場と、「セクシュアリティ」について多くの可能性を追求したフランス現代思想の原点に戻り、単純化された解放の論理や社会学によってはとらえきれない「セクシュアリティ」の可能性を問う!

目次

【1】エクリチュール、女性性、フェミニズム――
フランソワーズ・ファン・ロッスム=ギュイヨンとの対談 エレーヌ・シクスー/岩野卓司訳
(解題:「来るべきエクリチュールのために」岩野卓司)
クリステヴァ――セクシュアリティの変容? ジュリア・クリステヴァ/木村信子訳
(解題:「クリステヴァの軌跡 精神的バイセクシュアリティへ」木村信子)

【2】思弁=投機する――フロイトについて/超えて ジャック・デリダ/大西雅一郎訳
(解題:「糸巻きを投げるフロイト、あるいはフロイトを投げる糸巻き」大西雅一郎)

【3】エロティシズムと〈存在の連続性への開き〉をめぐって
湯浅博雄魂の隠語 ジュネにおける同性愛と言語 合田正人
明かされた共同体――ジュネを読むバタイユとフーコー ディディエ・エリボン/福島勲訳
(解題:「限定的モラルから一般的モラルへ 留保なき少数派としてのバタイユ」福島勲/「ミシェル・フーコーに関する補足的メモ」千條真知子)
ハイデガーとデリダ、ニーチェ(の)女性はどこに存在するのか?──性的および/あるいは存在論的差異 大西雅一郎

【4】サルトルにおけるセクシュアリティ――同性愛の問題を中心に 澤田直
プルーストとコレット――同性愛、植物、動物 吉川佳英子
『ホモセクシュアルな欲望』の世紀-後――ギィー・オッカンガムの現在 関修

【5】至高性と分身――ジョルジュ・バタイユ『わが母』における神学と近親相姦 岩野卓司
ヴェロニカ、あるいはファリック・シスターの増殖――ブランショとセクシュアリティ 郷原佳以
裏切るアンガジュマンのために――サルトルにおける語る(性的)マイノリティのスキャンダル 丸山真幸
ピエール・クロソウスキー、または受肉せる霊/言語 大森晋輔


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