西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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『テオフィル・ド・ヴィオー 文学と思想』

2012年06月12日 | 文学一般 海外
『テオフィル・ド・ヴィオー 文学と思想』 井田三夫著 慶応義塾大学出版会
第9回 日本詩人クラブ “詩界賞”(評論部門)を受賞!

知られざるマニエリスム詩人の世界。
17世紀フランスに彗星のごとく現れたテオフィル・ド・ヴィオー(1590-1626)、その波瀾にみちた生涯と夢幻的な作品の数々を論じた本邦初のヴィオー研究書。

【目次】

第一部 人生と生涯
I マニエリスム詩人? バロック詩人? ヴィオー観史概説
II 生涯
III ヴィオー文学の特質概観
IV  二人のヴィオー――詩人の肖像画について
V テオフィル・ド・ヴィオーとモンモランシー公爵夫人

第二部 作品
I オード『朝』
II オード『孤独』
III スタンス「死の恐怖は……」とオード「何と幸せなことか……!」の間
  ――宮廷での政争による死の恐怖から田園での賢者の理想的生活へ
IV 『ド・L氏への弔慰』、『ド・L氏へ 父上の死について』および『ド・リアンクール氏へ』の三作品の比較考察
V 『ある婦人へのエレジー』
VI 『第一諷刺詩』、『第二諷刺詩』
VII 『友人ティルシスへのテオフィルの嘆き』
VIII 長編オード『シルヴィの家』
IX オード『兄へのテオフィルの手紙』(書簡詩)――絶対的決定論からピュロン主義的予定説へ
X 悲劇『ピラムスとティスベの悲劇的愛』

第三部 テーマ
I 愛と詩――詩人をめぐる四人の女性
II 恋愛観・女性観
III 「太陽」と「逆さ世界」
IV 宇宙観・宗教観――一六二三―二五年におけるその変質について
V 思想と生き方――宇宙観・世界観・運命観・人間観・人生観

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