西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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ボードレール―詩と芸術―芸術照応の魅惑 5(日仏シンポジウム)

2022年06月18日 | 覚え書き
【 講師】
アントワーヌ・コンパニョン(アカデミー・フランセーズ/コレージュ・ド・フランス名誉教授)、鈴木和彦(明治学院大学)、吉村和明(上智大学名誉教授)、岩切正一郎(国際基督教大学)、鈴木啓二(東京大学名誉教授)、三浦 篤(東京大学)、アンドレア・スケリーノ(ローマ第三大学)、平野啓一郎(作家)、中島淑恵(富山大学)、松浦寿輝(東京大学名誉教授)、オーレリア・セルヴォーニ(ソルボンヌ大学)、畠山達(明治学院大学)、吉田典子(神戸大学名誉教授)、冨成信(群馬県立女子大学)、ジャン=リュック・ステンメッツ(ナント大学名誉教授)、アンリ・セッピ(新ソルボンヌ大学)、中地義和(東京大学名誉教授)、海老根龍介(白百合女子大学)、アンドレ・ギュイヨー(ソルボンヌ大学名誉教授)
【司会】中地義和、海老根龍介、アンリ・セッピ、吉村和明、三浦篤、畠山達、鈴木啓二、アントワーヌ・コンパニョン
【開会の辞】中地義和((公財)日仏会館副理事長・シンポジウム組織責任者)、中島厚志((公財)日仏会館理事長)
【閉会の辞】ベルナール・トマン(日仏会館・フランス国立日本研究所所長)、鈴木啓二(シンポジウム学術責任者)

2022-06-18(土) 15:00 - 20:45
会場 日仏会館ホール・オンライン
定員 日仏会館ホール 50、オンライン 500
参加費 無料
事前登録 
両日参加ご希望の方は各日のお申込みをお願いいたします。参加方法により申し込み方法が異なりますのでご注意ください。
言語 日本語、フランス語(同時通訳あり)
主催 (公財)日仏会館
助成 (公財)石橋財団
協力  日仏会館・フランス国立日本研究所

「一枚の絵の最良の解説は一篇のソネかエレジーかもしれない」とボードレールは言う(『1846 年のサロン』)。また、「詩人が批評家を宿していないことなどありえない」(ヴァーグナー論、1861 年)とも。彼のなかで詩人と批評家はどんなふうに一体をなすのだろうか。彼の見るところ、詩人と画家、それに作曲家は、「諸能力の女王」(『1859 年のサロン』)にしてあらゆる創造の本源とされる想像力の圏域をいかに共有するものなのか。形式も技法も異にする文学、美術、音楽はどのように浸透し合うのか。
ボードレール生誕二百年の機会に、「芸術照応」のしるしのもとに企画される本シンポジウムは、彼のなかで詩と反省的思考が培い合うさまに新たな光を当て、この詩人=批評家の歴史的重要性と今日的インパクトを考量する試みである。
特別企画として「ボードレールと女性」をめぐるラウンド・テーブルがプログラムに組まれ、これには現代日本を代表する二人の作家が登壇する。また、シンポジウムに先立って、「ボードレール・コンサート」が開催される。

【プログラム】 ※フライヤーから一部内容を変更しました。
[6月18日(土)]
15:00(日本時間)
開会の辞
中地義和((公財)日仏会館副理事長・シンポジウム責任者)
中島厚志((公財)日仏会館理事長)

15:10 –16:30
ボードレールの詩学(Ⅰ)


司会:中地義和

● アントワーヌ・コンパニョン
(アカデミー・フランセーズ/コレージュ・ド・フランス名誉教授)
「反現代生活の画家」

● 鈴木和彦(明治学院大学)
「形見としての換喩」

● 吉村和明(上智大学名誉教授)
「〈サラ〉から〈ジャンヌ〉へ─ 初期ボードレールにおける詩の生成」

休憩 

16:50–17:45 
ボードレールの詩学(Ⅱ)

司会:海老根龍介

● 岩切正一郎(国際基督教大学)
「奇妙な友愛的平等」

● 鈴木啓二(東京大学名誉教授)
「現代生活と伝達不可能性─「貧しい者たちの眼」をめぐって」 

休憩  

18:15–19:10
ボードレールと美術(I)


司会:アンリ・セッピ

● 三浦 篤(東京大学)
「ボードレールとポスト・レアリスムの画家たち」

● アンドレア・スケリーノ(ローマ第三大学)
「ボードレールとベルギーの美術」

休憩  

19:25–20:45 
ラウンド・テーブル「ボードレールと女性」

司会:中地義和

● 平野啓一郎(作家)
「ボードレールの女性観の中心と周縁(或いは複数の中心)」

● 中島淑恵(富山大学)
「レスボス─ 女性同性愛とボードレール─」

● 松浦寿輝(作家)
「ボードレールの遅さ」

...............................................

[6月19日(日)]

15:00–15:55 
ボードレールの詩学(Ⅲ)

司会:吉村和明
● オーレリア・セルヴォーニ(ソルボンヌ大学)
「「未開人」をめぐる想像力─ボードレールと原始芸術」

● 畠山 達(明治学院大学)
「どのように詩は書かれるのか? 「屑屋たちの葡萄酒」の場合」

休憩  

16:10 –17:30 
ボードレールと美術(Ⅱ)

司会:三浦 篤

● 吉田典子(神戸大学名誉教授)
「マネに捧げられた散文詩「紐」をめぐって」

● 冨成 信(群馬県立女子大学)
「ボードレールとアルフレート・レーテルの「反動的な詩篇」」

● ジャン=リュック・ステンメッツ(ナント大学名誉教授)
「パンギィイ=ラリドンを称えるボードレール」

休憩  

18:00–18:55 
ボードレールと音楽

司会:畠山 達

● 中地義和(東京大学名誉教授)
「ボードレール批評における音楽」

● アンリ・セッピ(新ソルボンヌ大学)
「ボードレールと音楽─ヴァーグナーの場合」

19:00–19:30 

ボードレール・コンサートの映像上映
● 解説:鈴木啓二

休憩  19:40–20:35 

ボードレールの受容(フランス国外での)

司会:アントワーヌ・コンパニョン

● 海老根龍介(白百合女子大学)
「日本におけるボードレール」

● アンドレ・ギュイヨー(ソルボンヌ大学名誉教授)
「国境を超えるボードレール。最初の兆候」

閉会の辞
ベルナール・トマン(日仏会館・フランス国立日本研究所所長)
鈴木啓二(シンポジウム学術責任者)


●同時通訳●
同時通訳には、Zoomの同時通訳機能を使用いたします。


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