3. ジョルジュ・サンド『リュスコック 』
Independently published, 2020
ドストエフスキーは、独創的で捻りの効いたプロットと一風変わった人物をあわせ持った物語を好んだ。ジョルジュ・サンド(1804~1876)の場合、ドストエフスキーは、「純粋さ、つまり、タイプと理想の最高の純度、そして厳格で抑制された文体の渋い魅力に感銘を受けた」。
ジョルジュ・サンドは、ロマン主義、さらにはリアリズムをベースとし、ジョージ・ゴードン・バイロンのドラマティックな詩を賞賛した。サンドの『リュスコック 』をインスパイアしたのは主に、バイロンの悲劇的な物語、『海賊』と『ララ』だ。
https://jp.rbth.com/arts/85061-dostoevsky-aidokusyo-top-5