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聖書と「エヴァンゲリオン」

2007年09月09日 17時04分45秒 | 社会全般
今日のfinalventさんの記事にあった謎について、少し書いてみたい。
finalventの日記


①エヴァンゲリオンの表記というのは?

私は聖書には無縁で、福音書についても全然知りませんでした。
エヴァンゲリオンの出所というのは、finalventさんの書かれていた通りでした。恐らく作者の造語的なものと思われました。

マニアな方々が、このようなものまで既に作っているようです。

人造人間エヴァンゲリオン - 新世紀エヴァンゲリオン百科事典『EvaWiki』

なるほど。結構詳しいです。元々はギリシャ語からで、ラテン語をあてると「euaggelion」ということのよう。
「eu-」は、「good」や「well」を意味する接頭辞で、現在の英語でも「eulogy」とか「eugenics」といった単語に現れています。
「aggelia」は「知らせのことで、合わせると「良い知らせ、グッドニュース」みたいなものになるようです。上の記事にも書かれているように、「angel」の語源ともなっているそうです。
因みに、ゴスペルは音楽的な用語として近年日本でも広く知られるようになったと思いますけれども、「gospel=good spell」ということで、「euaggelion」を英語に置き換えた語ということのようです。
漫画の中では多分馴染みやすいことを考えて、英語っぽく表記することにして、「evangel」という単語から「evangelion」という造語としたものと考えられる、と。

そうだったのかー。
エヴァンゲリオンからこんなに勉強になるなんて!(笑)
漫画も使いようなんですね、きっと。


②ホテルに聖書が置かれるようになったワケ

これは「国際ギデオン協会」という所の活動によるものだそうですが。本当にそうかといわれると、確かめようがないかも。

財日本国際ギデオン協会>ギデオン協会の起源

ボスコベルのホテルでの出来事が起源、ということのようです。


他のエピソードもあるようですね。

大陸横断ドライブ-後編

この記事中のマジソン市のところに「ホテルと聖書」という記事があって、そこには次のように記されています。

『19世紀末、この学園都市のボスコベルというホテルに或る旅行者が宿泊した。彼は平素、夜寝る時には聖書を読むことを習慣としていたが、その旅行に持参し忘れていた。
ホテルの支配人に聞いたが聖書は無かった。一夜まんじりとも出来なかった彼は帰宅後、今までの仕事を止め、ホテルに聖書を配る仕事を始めた。
忽ち聖書は全米のホテルに置かれるようになった。ヨーロッパにもその習慣は広まった。
J.F.ケネデイ大統領とジャックリーヌ婦人は、この話しに感動し、二人でそのホテルの19号室を希望して宿泊したというエピソードがある』

何とJFKが感動のあまり、同じホテルの同じ部屋番号?の19号室に宿泊した、ということらしい。
本当か?と思ったりするが、どうなんでしょうか。大統領が、ニコルソンとヒルが偶然相部屋となったのと同じ部屋に泊まるものなんだろうか(笑)。ギデオン協会の話とも、若干違っているみたいだ。実のところ、どうなんでしょうか。


聖書にまつわる話というのは本当にたくさんあって、日本人には関心のないものも多いと思います。結構意外なことがまだまだありそうです。


追加:

コメント欄を見ると、ほぼ同じような話が既に出されていた。ありゃりゃ。
何故日本のホテルにも聖書があるのか?
これは一つのスタイル、みたいなものかもしれませんね。他も置いてるから、みたいな。実際どうなんでしょうか…