織田大戦記〈7〉 学習研究社 このアイテムの詳細を見る |
数に劣る織田軍が明智光慶、飯沼小勘平、佐藤方政らの奮闘により西軍を圧倒するものの、時が経つにつれ劣勢になってきます。
飯沼小勘平が倒れ、西軍に反攻を許すかと見えたその時、織田信衡と竹中半兵衛の秘策が炸裂します。
関東では上杉と伊達の連合軍が東軍に襲いかかりますが、織田信衡の父である信正が東軍の副将である蒲生秀行の軍師となり、鬼策を弄して東北軍を粉砕します。
織田らしいと言えばそれまでですが、意表を突いた織田軍の秘策が西軍を退けます。
さすがにどうよ、というのが正直な感想です。
注目すべきは織田信正が登場したこと、父である信長を凌駕することを生き甲斐としているため、信長の再来と言われる信衡を倒すことでその目的を果たすべく、甥であり信衡の従兄弟でもある蒲生秀行に近づきます。
信長の外孫である秀行に芽生えた魔王の血がどう物語に絡んでくるのか、大谷吉継が倒れた後の西軍を掌握した黒田勘兵衛の動向とともに、目が離せなくなってきました。
2008年3月7日 読破 ★★★★☆(4点)
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