織田大戦記〈3〉 学習研究社 このアイテムの詳細を見る |
舞台は奥羽、上杉家と伊達家との抗争に移ります。
上杉攻めから反転して西上する徳川家康を追撃することなく、上杉家の執政である直江兼続は出羽の最上家を攻めます。
姻戚である伊達家は最上家救援のために留守政景を送りますが、関ヶ原での東軍大敗の報が入ると豹変し、片倉景綱に山形城を攻めさせて上杉家と手を結びます。
ここに奥羽統一を目指す伊達家と本領越後回復を期する上杉家が、各々の思惑を秘めながらも北の王者をかけて雌雄を決するまでの暫しの休戦に入ります。
ここでは主人公である織田信衡はほとんど登場しません。
豊臣、徳川、そして織田に加えて上杉、伊達と、戦国ファンにはたまらない五つどもえとも言える登場人物が出そろいました。
この北国での動きが中央に与える影響はどうなるのか、各勢力がどう手を結び、どう戦っていくのか、興味は尽きません。
2007年12月4日 読破 ★★★★★(5点)
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