オリオン村(跡地)

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2007年通信簿 50 ベニー・アグバヤニ

2007-12-01 22:20:43 | 千葉ロッテ

50 ベニー・アグバヤニ 外野手 36歳 年俸1億3000万円

【2007年成績】 122試合 390打数 45得点 106安打 打率.272 21二塁打 0三塁打 13本塁打 51打点 7盗塁 61四死球 86三振 得点圏打率.296

昨年までと同様に下半身を中心とした故障に悩まされたシーズンでした。
あまり高いレベルでの成績は残せませんでしたが、それでも安定した成績を残せる優良外国人選手です。

いくら外国人選手といえども、年齢からくる衰えは隠しようもありません。
バッティングもそうですが、今年は守備力の低下が顕著でした。
何でもないフライの目測を誤って落球することもありましたし、打球に対する反応が遅れがちになってきました。
反射神経が鈍くなっているように思えます。
それでもバッテリーの隙を狙った盗塁や、外野手の緩慢な動きにつけ込んだ積極的な走塁を見せるなど、元気なところをアピールするところはさすがです。

ツボにはまった時の打球の速さはズレータにも匹敵するぐらいの素晴らしいものがありますが、やはりパワーにも衰えがきているようです。
1年目の35本塁打はともかくとして、やはり15本塁打前後の中距離打者というのがベニーに対する正当な評価なのでしょう。
また選球眼がよく出塁率が高いのがベニーの特徴であり、これがベニーの存在価値を高めています。
ただこちらも年々四球が減り、また逆に三振の数が増えつつありますので、動体視力の衰えもきているのかもしれません。
ボールの上を叩いてゴロになることでの併殺も増えてきています。

それでもやっぱりベニーは愛される選手です。
ファンサービスにも積極的ですし、ベンチ内でも雰囲気を盛り上げるなど陽気な選手としてチームにとってはなくてはならない存在です。
衰えがきたとは言っても大松や竹原にはまだまだアドバンテージがありますし、彼らにとって大きな壁であり続けて欲しいと思います。

来季で37歳、大松や竹原の成長ぶりによってはラストイヤーになる可能性も高いですが、こよなくロッテを愛するベニーには長くチームにいて欲しいと思います。
コーチでの残留もありだと思いますので、是非とも球団には善処をお願いしたいところです。


【オリオン村査定】 1億3000万円 → 1億3000万円 (±0%) ※2年契約2年目

 

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