58 青野毅 内野手 24歳 年俸1500万円
【2007年成績】 76試合 255打数 34得点 63安打 打率.247 8二塁打 2三塁打 10本塁打 35打点 2盗塁 14四死球 62三振 得点圏打率.231
昨年彗星の如く登場した青野が、今年は開幕から大爆発をしました。
しかし手首の故障で無念の戦線離脱、本当のブレイクは来季以降に持ち越しです。
開幕からアーチを連発して序盤の打線を支えた青野、特に楽天戦で活躍しました。
青山が得意で何度も打ち込み、まさに向かうところ敵なしの勢いでした。
この勢いは当然のことながら長くは続きませんでしたが、巨人ファンの友人がうらやましがるほど若手の成長株として世間での認知度もアップしました。
しかし好事魔多しとでも言いますか、その豪快なスイングの影響か後半戦に入ってすぐに左手首腱鞘炎で登録抹消となり、そのまま戻ってくることなくシーズンが終了しました。
一部の噂によると無意味なヘッドスライディングの練習で肩を痛めたとのことで、むしろそちらの方が重症とも聞いています。
もしそれが本当であれば、そんなトレーニングを敢行したコーチは即刻解雇すべきです。
青野はその風貌に似合わず意外と器用で、上手くはありませんが一塁、二塁、三塁、左翼といろいろなポジションを守ることができます。
逆に言えば器用貧乏であり、どのポジションもレギュラーがいるだけに来季は苦しい立場になるかもしれません。
左翼は大松と竹原の台頭で守ることはなくなるでしょうし、一塁と二塁に福浦やオーティズがいることを考えれば、やはり本職の三塁で今江と勝負というのが本筋だと思います。
この2人が競い合うことがチーム全体の上昇に繋がると思いますので、1歳違いの若手のぶつかり合いに期待したいと思います。
将来的にはポスト福浦の一番手が青野だと考えています。
一塁は外国人選手や柳田、神戸など守備がイマイチの左投げ選手が集うポジションではありますが、内野手としてレギュラーを狙う青野としては負けるわけにはいきません。
三振の多い選手ではありますが、これは思い切りのいいスイングの代償でもありますので、あまり気にする必要はないと思います。
ただ高めのボールの見極めと、外角に逃げていくスライダー系のボールを克服する必要はあるでしょう。
右方向への意識も多少は持って欲しいとは思いますが、それで魅力が半減することは本末転倒ですので、天下のプルヒッターを目指すのもありだと思います。
太りやすい体質なのか、今月に入ってから久しぶりに見た青野はアンパンマン状態になっていました。
これから年末年始と誘いも多いでしょうし、新妻の手料理もおいしく食べてしまうことでしょう。
2月のキャンプインにどういった体型で姿を現すのかちょっと不安がありますが、来季は20回以上の「桜島ファイヤー」を聞かせてくれることを願っています。
【オリオン村査定】 1500万円 → 2500万円 (△67%)