オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
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2007年通信簿 62 金澤岳

2007-12-21 23:24:53 | 千葉ロッテ

62 金澤岳 捕手 23歳 年俸470万円

【2007年成績】 E 71試合 182打数 24得点 51安打 打率.280 10二塁打 0三塁打 3本塁打 26打点 0盗塁 16四死球 38三振

気がつけば来季は6年目、待ったなしのところまできてしまいました。
絶対に勝負をかけなければならない2008年に向けて、ブレイクを期待したい選手です。

ただでさえ絶対数が少ないロッテ捕手陣ですが、その中から田中雅がほぼ内野手に転向し、青松や新里も一塁を経験しています。
しかし野手には2ポジション以上というバレンタイン監督の方針があるにもかかわらず、この金澤だけは一貫して捕手だけをやっています。
これは単に金澤が不器用なだけか、あるいは次世代の正捕手として英才教育をしているかのどちらかだと思うのですが、ファンとしては後者と思いたいところです。

1軍で捕手2人体制を維持できているのは里崎と橋本という図抜けた選手がいるのが理由ですが、橋本が出番を求めてFA移籍もありうるとの報道もありましたので、下手をすると1軍出場経験のある捕手は吉鶴だけ、という1997年の悪夢の再来もありえます。
現場も次の捕手を考えなければならないはずで、金澤にとって来季は大きなチャンスが訪れると思われます。

打撃がいいので攻撃型の捕手と思いがちですが、スローイングなどに光るものがあるらしく、守備もこなせるオールラウンド型の捕手として期待しています。
しかしリードだけは経験を積まなければ身に付くものではありませんので、やはり早く1軍でマスクを被らせてあげることが必要だと思います。

それもこれも金澤の努力次第、今年の2軍投手陣崩壊の原因の1つが自分のリードにあると反省し、考える捕手になって欲しいと思います。
とにかく1試合でも多くマスクを被ること、絶対に1軍を経験すること、これが金澤の来季の目標です。
金澤がもたもたしているようですと、来年のドラフトで東洋大の大野あたりを指名する流れになり、首の周りが涼しくなってくるかもしれません。
是非ともそんなことにならないよう、来季は千葉マリンでプレーする金澤を応援できるよう頑張って欲しいと思います。


【オリオン村査定】 470万円 → 470万円 (±0%)

 

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2007年通信簿 61 角中勝也

2007-12-20 17:31:13 | 千葉ロッテ

61 角中勝也 外野手 20歳 年俸450万円

【2007年成績】 9試合 17打数 2得点 4安打 打率.235 0二塁打 0三塁打 0本塁打 2打点 0盗塁 0四死球 4三振 得点圏打率1.000

四国ILから高卒1年目で入団した角中が、まさか1軍で出場できると思っていた人は皆無だと思います。
この想定外の1軍デビューは、大打者への第一歩として歴史に残るかもしれません。

ドラフト会議倶楽部の小関の選手を見る目の無さは有名ですが、それにしても角中については酷評し過ぎました。
ロッテの昨年の大学生・社会人ドラフトをやる気無しと批判する材料として角中を挙げて、四国ILリーグから指名することを目的とした指名と、一刀両断に切り捨てていました。
確かに実績を考えればわからないでもありませんが、彼は今はどういった心境なのか膝詰めで聞いてみたいところです。

ロッテのスカウトの眼力、もうこれを誉めるしかないでしょう。
2軍ではリーグ2位の打率.335で、フレッシュオールスターでは4番を任されました。
打高投低のイースタンとは言え、ルーキーでこの成績は凄いことです。
1軍でもあっさりとプロ初安打に初打点までマークし、今や若手野手の期待の星に成長しました。

私の中で彼への期待感が異常に高いのは、その言動の大物ぶりが理由です。
好調の原因などを聞かれても「ただバットを振っているだけ」「人にはうまく説明できない」と答え、1軍への手応えについても「こんなものかという感じ」と他人事のように語ります。
これは大物かただの馬鹿かのどちらかで、漂う雰囲気は明らかに前者だと感じています。
まさに飄々とプレイし、いとも簡単にハードルを越えていく、そんな未来が私には見えています。

だからと言って来季にレギュラー獲得となるほど甘くはないでしょうが、大松や竹原がうかうかしていると間隙をついて角中が追い抜くこともありえると思います。
強肩で走力もそこそこあるようですから、ポストサブローは角中になるのではと考えています。
ドラフト7巡目で入団した選手にここまで期待できる、そんな雰囲気を角中は持っています。

守備力が劣る選手が多いロッテ外野陣ですから、角中は来春のキャンプでのアピール次第では開幕一軍も夢ではないと思います。
もう少し2軍で実績を積ませたい気もしますが、天才肌の選手には高いレベルで一気に開花させる方が良いと思いますので、来季は貪欲に1軍を目指して欲しいですし、1軍で起用して欲しいと思います。


【オリオン村査定】 450万円 → 480万円 (△7%)

 

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今回の胃カメラは楽だった

2007-12-20 14:52:42 | 独り言

今日は人間ドック、8時過ぎから3時間ほど病院に詰めていました。
今までずっと同じ病院、胆嚢摘出手術をした病院で受診していたのですが、今年は新しい病院をチョイスしました。
同じ病院で7年間ぐらい続けたことでマンネリ化して問診などがいい加減になってきたこともありますが、何より今年から導入された提携病院への予約システムがお馬鹿さん過ぎて使い物にならなかったことが最大の理由です。
予約を頼んで結果が出るまで1週間近くかかり、挙げ句の果てに「ご希望の日は予約できませんでした」という回答にブチ切れて、提携外の病院で直接自分で予約しました。
当然ですが、あっさりと予約完了です。
誤算は胃の検査がバリウム飲んでのレントゲンではなく、内視鏡が標準だったということです。
そう、いわゆる胃カメラというやつです。

私は胃カメラは嫌いです。
まあ好きな人はいないでしょうが、私は大嫌いです。
今まで5回ぐらいやったことがあるのですが、1回を除いて非常に苦しい思いをしました。
あれは完全に技師のテクニックで苦痛に差が出るもので、私は下手くそにあたる確率が高かったのか、涙・鼻水・よだれを垂れ流しながらもだえ苦しむのが通常でした。
検査前の喉の麻酔、うがいのようにガラガラと5分ぐらいやるのも嫌いです。

ところが今回は非常に楽でした。
まず胃の中の空気を抜くための目的で妙な液体を飲まされました。
これがバリウム並みに非常にまずく、何で香料でも入れないのかと思いながらも我慢できないレベルではありませんでした。
そして喉の麻酔はシャーベット状のものを口で溶かしながら飲み込むタイプで、いつものガラガラがないので楽でした。
さらに検査直前に喉にスプレーで再度麻酔をし、静脈麻酔(鎮静薬)を注射しました。
これで頭がぼーっとしたせいか、検査中は全く痛みを感じずにあっさりと終わりました。

この鎮静薬を使った検査は賛否両論あるようですが、これだけ楽に胃カメラをできるのであれば今後もこれでいきたいというのが正直な思いです。
検査後は足元がふらふらしているので1時間ぐらい休む必要があるため普段より長い時間の拘束でしたが、レントゲンよりも胃カメラの方が正確な検査ができますし、その胃カメラに苦痛が伴わないのであれば間違いなくこちらの方がいいです。
今までの苦痛や苦労は何だったのか、そう思えるぐらい今回の胃カメラは楽チンでした。
胃カメラの苦痛に悩まされている方は、体質によって合う合わないがあるようなので注意が必要ですが、鎮静薬を使った検査を検討されるのもよいと思います。

 

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アブレイユ獲得

2007-12-19 23:29:24 | 千葉ロッテ

新外国人投手としてウィンストン・アブレイユの獲得が発表されました。
シコースキー獲得で終わりと思った今年の補強でしたが、アブレイユの獲得は思わぬクリスマスプレゼントとなりました。

ロッテがアブレイユ投手獲得 (12/19 スポーツ報知)

ロッテは19日、新外国人選手として米大リーグ、ナショナルズなどでプレーしたドミニカ共和国出身のウインストン・アブレイユ投手(30)=188センチ、77キロ、右投右打=の獲得を発表した。
1年契約で年俸、契約金の総額は4600万円。
背番号は43。
アブレイユはメジャー通算2年間で33試合に登板、勝ち星はなし。
球団を通じて「熱狂的で野球をよく知っていると言われるファンの前でプレーすることを楽しみにしている」とコメントした。

アブレイユについては先日デイリーで報道されましたので、ああ決まったのかという感じです。
ただシコースキーの獲得で消えた話だと思っていました。
いや別に、やっぱデイリーはガセばっかだ、なんて思っていたわけではありません、決して(笑)

突然の新外国人投手ネタ (12/5 オリオン村)

こちらでも書きましたが、このアブレイユ投手は意外に面白いのではないかと期待しています。
細かなコントロールがあるとは思いませんが、三振が獲れて制球もそこそこというのは、日本の野球に慣れれば開花する余地があるのではないかと考えています。
アブレイユが期待通りの結果を出してくれれば、清水の復活具合にもよりますが、抑え候補として名前があがってくるかもしれません。

何にせよ来季は外国人選手が6人、起用方法が難しくなってきます。
ズレータとオーティズは決まりで、残り2枠をベニーとシコースキー、そしてアブレイユで争うことになるのが妥当でしょうか。
大松と竹原の出来によってはベニーが2軍、こういったケースもありえるかもしれません。

YFKはいなくなりましたが、十数人がひしめきあう中継ぎ陣の椅子取りゲームはチームのレベルアップに繋がると思いますので、決して悪いことではないでしょう。
GWぐらいまではとっかえひっかえして適性を見極め、交流戦あたりから盤石の投手陣に再生するというシナリオを夢見たいと思います。

 

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2007年通信簿 60 成瀬善久

2007-12-18 23:24:26 | 千葉ロッテ

60 成瀬善久 投手 22歳 年俸1600万円

【2007年成績】 24試合 16勝1敗0S 防御率1.82 173回1/3 132被安打 10被本塁打 27与四球 4与死球 138奪三振 被打率.211

今年のロッテ投手陣を支えたのは誰が何と言おうと成瀬、彼しかいません。
ロッテ史上、いやプロ野球史上でも記録にも記憶にも残る大活躍の1年でした。

昨年のブレイクが今年に続くか、不安がなかったかと言えば嘘になります。
しかし成瀬はキャンプ、オープン戦から好調を維持し続け、清水と小林宏が開幕投手を争う中で、バレンタイン監督に「調子だけで考えれば開幕投手は成瀬」と言わせしめるほどの好調ぶりでした。
キャンプ中には新外国人投手の呉と6番目の先発の座を争うと予想されていましたが、蓋を開けてみればきっちりとローテーションの座を確保しました。
ところが開幕当初は打線の援護がなく白星がなかなかつかず、これが2年目のジンクスという洗礼なのか思えるようなスタートでした。
実質2年目と言うこともあり球数制限が他の投手より厳しく、割と早い回で代えられることも勝ち星に恵まれない理由の1つでした。

ところが1つ勝ったら面白いように勝ち星が転がり込み、あれよあれよという間に小林宏との先発の両輪に成り上がりました。
抜群の安定感は打線の援護を呼び、まさに向かうところ敵なしとでも言うような勢いでした。
唯一の敗戦は里崎の悪癖、高めに要求したボールが中途半端なところにいき、横浜の吉村に痛恨のホームランを浴びたことによる逆転負けだけです。
レギュラーシーズンではパリーグには無敗、まさに歴史に残る快投でした。

彼の良さは球の出所が非常に見づらいフォーム、これはバックネット裏で観戦するとよくわかります。
左手の出が遅い上に畳み込まれていることで右打者からは隠れてしまい、そこからピュッという感じでボールが押し出されてくるのでタイミングが取りづらいのだと思います。
また135キロ前後のストレートのキレが異常にあること、これは球の回転がいいことがその理由らしいですが、これで実際のスピード以上の感覚を打者に与えるとのことです。
ギリギリまでボールが見えない上にそのボールに伸びがある、これが奪三振の多さに繋がっているのでしょう。

それだけではなく、負けない投球を心がけているという成瀬の気持ちの強さもピッチングに良い影響を与えているのだと考えます。
野手がエラーをした時には何としてでも抑える、こういったことを自然に口にすることができるからこそ、野手からの信頼を得て打線の援護やファインプレーを呼び起こしているのだと思います。
どこかのベテラン投手、エラーが出たら俺のせいじゃないと言わんばかりの失点と自責点との差が大きい投手に、成瀬の爪の垢を煎じて飲ませてやりたいです。

来季は背番号が17に変わり、まさに主戦として初めて迎えるシーズンとなります。
1年間投げぬいた疲労もあるでしょうし、各チームからのマークはさらに厳しくなると思われます。
これ以上は無理だろうと思えるぐらいの今年の成績だけに、成瀬本人の燃え尽き症候群も気になります。
ただそういう意味ではCSの最後に負けたことで、目指すべき目標ができたことは成瀬にとっては結果オーライだったかもしれません。

端から見ると無意味としか思えない小山でのパレードなど、一躍有名となった成瀬にはいろいろとお呼びがかかることが多いと思います。
しかし来季に疲れを残さないように、球団指導で無理矢理にでも休ませてあげて欲しいです。
そして我々ファンも過度の期待を成瀬に被せて無理をさせないよう、自戒したいと思います。


【オリオン村査定】 1600万円 → 8000万円 (△400%)

 

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いらっしゃい、若きカモメたち

2007-12-18 00:05:47 | 千葉ロッテ

 

新入団発表会に行って来ました。
やはり若い選手の初々しいコメントをナマで聞くのは楽しいものです。
彼らが新しい風をロッテに吹き込んでくれることを期待しています。

席は10列目、マスコミや球団関係者が5列目まで陣取っていましたから、一般観客としては前の方でした。
開演前は唐川の母校の成田高校のチアが演技をしてくれましたが、なぜか1人だけ男子生徒がいて笑いを誘っていました。

前座とでも言うのでしょうか、まずは育成選手が呼ばれました。
一部の報道では育成選手は球場見学だけで入団発表会には出席しないとのことでしたので、これはちょっと驚きました。
背番号は指名順に池田が121、宮本が122、小林が123、白川が124、大谷が125でした。

いよいよドラフト指名選手が入場、背番号を隠すようにウィンドブレーカーを着込んでの登場です。

注目の背番号は1人ずつ中央でウィンドブレーカーを脱いで発表しました。
こういったドキドキするようなイベントは、なかなか見ていて面白かったです。

今年はいい番号を奮発したな、というのが正直な感想です。
唐川の19は予想通りでしたが、伊藤に30、下敷領に24とは驚きました。
その他は服部は20、根本は28、植松は51、阿部は60でした。
彼らがこの番号を早く自分のものにしてくれればと思います。

その後は各選手にインタビュー、ここは今日は割愛します。
ボイスレコーダーを持っていったので、時間がある時にでも詳しく書いてみたいと思います。
ただ心配していたとおり音割れがかなりきついので、企画倒れになるかもしれません。

選手を見た印象では、植松が一番がっしりとしていました。
ただ太ってしまっていただけの様な気もしますが、服部の細さに比べるとどちらが社会人選手かわからないような体格でした。
キャラクター的にも大阪人ぽいので、1軍で登板するようになれば人気がでるでしょう。
また阿部が知的な発言をしていましたので、クレバーな投手に成長してくれるような気がします。
あとは下敷領、渡辺俊に勝っているところは「顔」だそうで、これはあちらこちらで報道されてしまっているので本人は失敗したと後悔しているでしょう(笑)

今年は昨年と違っておみやげはなし、サインボールも取り損ねましたが、座席の前が通路で退場していく選手の全員とハイタッチができたのでよしとします。
ちなみにこんな感じです。

まあ手ぶれしているのはご愛敬ということで、この後はハイタッチに専念したので写真はなしです。

初めて新入団発表会に行きましたが、いい経験でした。
ゲストでチーム新人王として荻野が呼ばれてきましたが、彼が新人たちに贈った「来年は誰を選ぼうかと迷うぐらいの活躍を」との言葉を、私も贈りたいと思います。

 

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2007年通信簿 59 細谷圭

2007-12-16 21:04:28 | 千葉ロッテ

59 細谷圭 内野手 19歳 年俸500万円

【2007年成績】 E 78試合 285打数 30得点 77安打 打率.270 11二塁打 3三塁打 9本塁打 41打点 4盗塁 19四死球 68三振

順調に育ってきている、そんな細谷の1年間でした。
シーズンを通してほぼ2軍のレギュラーとしてやり通したことは、来季に向けて大きな財産になるはずです。

昨年、今年と投手中心の補強が続いたために、2005年指名の細谷以降は内野手が増えていません。
細谷の前が2002年のTSUYOSHIと早坂ですから、いかに歪な指名が続いているかがわかります。
だからこそ、細谷にはどうしても期待が集まります。

そんな中で細谷は開幕から2軍の打線の中心としてチームを引っ張り、高卒2年目としては充分な成績を残しました。
三振が多いなど荒っぽさはまだまだあるようですが、これだけの打率と長打率を残せれば合格と言っていいと思います。
問題は来季、当然の如くマークもきつくなるでしょうし、チームから求められるものも一段高いレベルになるでしょうから、そこを乗り越えてくれるかでしょう。

高校時代から強打者というよりは巧打者の評価が高かった細谷ですから、怪我などでフォームを崩さなければ来季もステップアップしてくれると信じています。
今は何も考えずに振り込むこと、そうすれば終盤には1軍が見えてくるかもしれません。
若手が多い1軍の内野ですのでハードルは極めて高いですが、細谷ならきっと食い込んでくれると期待しています。


【オリオン村査定】 500万円 → 500万円 (±0%)

 

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2007年通信簿 58 青野毅

2007-12-15 22:54:33 | 千葉ロッテ

58 青野毅 内野手 24歳 年俸1500万円

【2007年成績】 76試合 255打数 34得点 63安打 打率.247 8二塁打 2三塁打 10本塁打 35打点 2盗塁 14四死球 62三振 得点圏打率.231

昨年彗星の如く登場した青野が、今年は開幕から大爆発をしました。
しかし手首の故障で無念の戦線離脱、本当のブレイクは来季以降に持ち越しです。

開幕からアーチを連発して序盤の打線を支えた青野、特に楽天戦で活躍しました。
青山が得意で何度も打ち込み、まさに向かうところ敵なしの勢いでした。
この勢いは当然のことながら長くは続きませんでしたが、巨人ファンの友人がうらやましがるほど若手の成長株として世間での認知度もアップしました。
しかし好事魔多しとでも言いますか、その豪快なスイングの影響か後半戦に入ってすぐに左手首腱鞘炎で登録抹消となり、そのまま戻ってくることなくシーズンが終了しました。
一部の噂によると無意味なヘッドスライディングの練習で肩を痛めたとのことで、むしろそちらの方が重症とも聞いています。
もしそれが本当であれば、そんなトレーニングを敢行したコーチは即刻解雇すべきです。

青野はその風貌に似合わず意外と器用で、上手くはありませんが一塁、二塁、三塁、左翼といろいろなポジションを守ることができます。
逆に言えば器用貧乏であり、どのポジションもレギュラーがいるだけに来季は苦しい立場になるかもしれません。
左翼は大松と竹原の台頭で守ることはなくなるでしょうし、一塁と二塁に福浦やオーティズがいることを考えれば、やはり本職の三塁で今江と勝負というのが本筋だと思います。
この2人が競い合うことがチーム全体の上昇に繋がると思いますので、1歳違いの若手のぶつかり合いに期待したいと思います。

将来的にはポスト福浦の一番手が青野だと考えています。
一塁は外国人選手や柳田、神戸など守備がイマイチの左投げ選手が集うポジションではありますが、内野手としてレギュラーを狙う青野としては負けるわけにはいきません。

三振の多い選手ではありますが、これは思い切りのいいスイングの代償でもありますので、あまり気にする必要はないと思います。
ただ高めのボールの見極めと、外角に逃げていくスライダー系のボールを克服する必要はあるでしょう。
右方向への意識も多少は持って欲しいとは思いますが、それで魅力が半減することは本末転倒ですので、天下のプルヒッターを目指すのもありだと思います。

太りやすい体質なのか、今月に入ってから久しぶりに見た青野はアンパンマン状態になっていました。
これから年末年始と誘いも多いでしょうし、新妻の手料理もおいしく食べてしまうことでしょう。
2月のキャンプインにどういった体型で姿を現すのかちょっと不安がありますが、来季は20回以上の「桜島ファイヤー」を聞かせてくれることを願っています。


【オリオン村査定】 1500万円 → 2500万円 (△67%)

 

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2007年通信簿 57 佐藤賢治

2007-12-15 00:07:13 | 千葉ロッテ

57 佐藤賢治 外野手 19歳 年俸600万円

【2007年成績】 E 75試合 199打数 23得点 39安打 打率.196 7二塁打 2三塁打 1本塁打 15打点 1盗塁 13四死球 47三振

昨年のドラフトは大嶺の獲得より、この佐藤の獲得の方が嬉しかったのが正直なところです。
あの甲子園で見せた柔らかい打撃は、間違いなく近い将来の主軸になってくれる証だと思います。

2軍の開幕と同時にレギュラーとして起用され、いきなりホームランを打つなど快調な滑り出しでした。
しかしすぐに息切れし、角中に抜かれて控えに回ってしまいました。
打率も2割を切りましたが、それでもこれだけ使われたからには球団も期待しているのだと思います。
次の世代の主軸を任せられるのは、この佐藤が筆頭だと信じています。

まだ外野手に転向して数年、それでもあれだけに輝きを見せてくれたのですから、素質は凄いものがあると思います。
逆に言えば発展途上であり、とにかく経験を積ませることが彼にとって一番必要な事だと思います。
基礎体力をつけさせることも必要ですが、とにかく試合で使い続けること、これは是非ともサカタ二軍監督にお願いしたいところです。
決して大砲ではありませんが、足肩も標準以上のものがありますし、これだけの逸材を育てられなければそれは罪と言っても言い過ぎではないと思います。

佐藤にとっては同じ左で、佐藤とは違い裏道から脚光を浴びた角中がいいライバルになるでしょう。
年齢差も1つですし、競い合って大きく成長して欲しいと思います。
来季は2軍で3割をマークすること、これを目標に頑張ってくれることを願っています。


【オリオン村査定】 600万円 → 600万円 (±0%)

 

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シコースキーが帰ってくる!

2007-12-14 23:43:09 | 千葉ロッテ

新外国人選手として、ブライアン・シコースキーの獲得が発表されました。
そう、2003年までロッテに在籍していたシコースキーです。

シコースキーがロッテ復帰 (12/14 スポーツ報知)

ロッテは14日、今季ヤクルトに所属したブライアン・シコースキー投手(33)の獲得を発表した。
総額7000万円の1年契約で、背番号は49に決まった。
シコースキーは球団を通じて「大好きなロッテに戻れて興奮している」とコメントした。
日本での通算成績は22勝22敗9セーブ。

シコースキーだけは絶対にないと思っていただけに、本当に驚きました。
ないと思っていた理由は以前もコメントへのお返事で書きましたが、バレンタイン監督が就任の際に解雇した投手だからです。
タフネスぶりと絶大な人気で中継ぎの軸となっていたシコースキーだけではなく、それなりの活躍を見せていた外国人選手を入れ替えたのは、バレンタイン監督の意向が強く働いていました。
さすがに3年連続2桁勝利のミンチーは残留させましたが、息のかかった選手を集めたがるのは今も昔も一緒です。
シコースキー側からしても納得のいかない解雇であったと思いますので、今回の復帰はびっくりとしか言いようがありません。

そういった経緯を抜きにすれば、これほどピッタリの補強はないと思います。
ヤクルトに復帰した直後の交流戦で対戦した時には里崎に逆転アーチを浴びましたので、力が落ちたとの印象が残っていました。
しかし終わってみれば2点台の防御率、イニングと同じぐらいの奪三振、まずまずの制球と、なぜヤクルトが解雇したのか理解に苦しみます。
巨人を解雇された時もそうですが、どうも結果を出しながらも解雇を繰り返したレオンと同じ様な道を歩んでいるように思えます。

気分的には藪田の穴が埋まったような感じです。
里崎のアーチの様に大事な場面で被弾することの多い投手ではありますが、ロングリリーフもできますし、連投にも耐えうるタフネスさを備えているのは心強いです。
150キロ近いストレートの威力が衰えていなければ、中継ぎの軸として活躍してくれることでしょう。

あのラインまたぎや腕のぐるぐる回しを再び見ることができる、それだけでも心が躍ります。
再び背負った49番が千葉マリンでフル回転する姿を来季は楽しみにしたいですし、今度こそ末永くロッテで頑張って欲しいと思います。

 

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2007年通信簿 56 木興拓哉

2007-12-13 22:56:34 | 千葉ロッテ

56 木興拓哉 投手 21歳 年俸460万円

【2007年成績】 E 18試合 1勝3敗0S 防御率5.32 23回2/3 23被安打 3被本塁打 18与四球 0与死球 12奪三振

昨年は2軍の先発陣の軸として8勝をあげて勝率のタイトルを獲り、プロ入りの際に立てた「3年目で1軍登板」の目標に挑むはずの2007年でした。
残念ながら予定通りに事は進みませんでしたが、挫折することなく雌伏の年と考え、来季に向けてステップアップして欲しいと思います。

登板数の少なさもあり怪我やフォーム改造の噂もあった今年の木興でしたが、実際はどうだったのでしょうか。
最近は浦和通いをさぼっているので、実際にナマで見たことがありません。
今年の数字だけを見れば制球に苦しんだ、そんな感じでしょうか。

ここ3年で左腕が8人も増えたチーム事情を考えると、来季はアピールする年にしなければ忘れられかねない立場です。
プロの先輩として存在感を示し、是非とも1軍での初登板を来季は見たいと思います。


【オリオン村査定】 460万円 → 460万円 (±0%)

 

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ジョニー、お疲れさまでした

2007-12-12 23:19:42 | 千葉ロッテ

現役続行を目指していた黒木が都内で記者会見し、現役引退を発表しました。

黒木が現役引退表明 ロッテ支えた右腕 (12/12 共同通信)

ロッテを戦力外となった黒木知宏投手(33)が12日、東京都内で記者会見し、現役引退を表明した。
来季も現役続行を希望していたが、他球団から声が掛からず、引退を決意した。
黒木は「(選手で)すばらしい経験をさせてもらった。今後はそれを違った形で伝えていきたい」と話した。
黒木は宮崎・延岡学園高から社会人の新王子製紙春日井を経て1995年にドラフト2位でロッテに入団。
97年から5年連続で2けた勝利を挙げ、98年には13勝で最多勝のタイトルを獲得。
先発の柱として低迷期のチームを支えたが、2001年以降は故障に苦しんだ。

 

戦力外通告の直後には西武やヤクルトが興味を示しているとの報道がありましたが、その後は具体的な動きに至らないまま各球団の戦力補強はほぼ終わりに近づき、黒木の現役引退は秒読みとも言われていました。
場合によっては韓国など海外でもとの意気込みも伝えられましたが、トライアウトに参加しないなど一定のプライドを維持したことも影響したと思います。
本人も言っているように家族の生活もありますので、海外や浪人という選択はできなかったのでしょう。

黒木の全盛時は弱いロッテの時代だったので、その貢献がチーム成績に結びつかなかったのは残念です。
悲願の日本一の時には主戦とはなれず、ポストシーズンでの登板もアジアシリーズの中国戦のみでした。
長くロッテを支えてくれた黒木が主戦として優勝に貢献できなかったのは、タイミングの問題とは言え本人も悔しいでしょう。
ファンとしても黒木を中心としたロッテで優勝して欲しかったですが、例え優勝できずとも黒木の勇姿を忘れることはありません

言葉とは裏腹に悔いの残る野球人生だったと思いますが、それでも本人の口から「13年間、マリンのマウンドに立ち、ファンの皆様に後押しをしてもらったおかげで、素晴らしい野球人生を送ることが出来ました」というコメントが出されたことで、本人もファンも踏ん切りがついたと思います。
これからは野球の素晴らしさを伝えるという解説者の仕事に就くのでしょうが、近い将来にスタッフとしてロッテに戻ってきてくれることを期待しています。
今日の記者会見は幕張ではなく都内でのものでしたので球団主導ではないようですが、それでもロッテ選手会が独自に来春のオープン戦での引退試合を検討しているとの報道もありましたので、その時には必ずマリンスタジアムに駆けつけることをここに誓いたいと思います。

ジョニー、長い間ありがとう!

 

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ああ・・・肉が・・・

2007-12-12 21:14:43 | 独り言

 

今日は1週間で5回という強行日程忘年会の最後を飾る、昨年まで所属していた部署の後輩との忘年会の予定でした。
しかし発熱と嘔吐でダウン、無念の不参加です。
胃の負担と鼻血対策の止血剤(トランサミン)の影響か、胃の中が空になるほど吐きました・・・

後輩から肉の写真が送られてきました。
5回の忘年会の中では1番の高級店、楽しみにしていた肉にありつけなかったのが悔しいです。
新年会のリベンジ企画、よろしくお願いします。

 

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2007年通信簿 55 神戸拓光

2007-12-11 23:14:45 | 千葉ロッテ

55 神戸拓光 外野手 22歳 年俸1200万円

【2007年成績】 E 87試合 279打数 29得点 81安打 打率.290 16二塁打 0三塁打 4本塁打 34打点 1盗塁 17四死球 62三振

大砲として期待された神戸ですが、ルーキーイヤーは1軍出場がないままで終わりました。
春季キャンプ終盤に1軍に合流したことでレベル差は肌で感じることができたでしょうから、それをバネに来季は飛躍の年にしたいところです。

その体の大きさから長距離打者の印象が強いですが、ツボにはまれば飛距離は出るものの、基本的にはアベレージヒッターに近いと考えています。
プルヒッターではなく器用に左に流す技術を持ち合わせているように思えるからです。
今年の大松のイメージに近いかもしれませんし、目指すは佐伯貴弘だと思います。
とは言っても2軍レベルでは2桁本塁打は欲しいですし、3割はきっちりとマークしなければなりません。
ここが大松や竹原に比べて一段落ちる、今の神戸の現状だと思います。

登録は外野手ですが、一塁を守ることが多かったようです。
この選手も守備がネックになりそうで、外野にせよ内野にせよレギュラーを目指すには守備のハードルがかなり高いと思われます。
体の大きさの割には動きは悪くないのですが、どうしても緩慢に見えてしまうのは体のキレの無さからくるのかもしれません。
しかしいきなりレギュラーなどという前にまずは1軍昇格が先決ですから、今は打撃に専念するでよいと考えます。
とにかく来季は1軍昇格が唯一にして最大の目標、代打要員として存在感を増すことを目指して欲しいと思います。


【オリオン村査定】 1200万円 → 1100万円 (▼8%)

 

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またユニフォーム変えるの?

2007-12-11 22:52:11 | 千葉ロッテ

ロッテが新しいユニフォームにするらしいです。
実行委員会で承認されたらしく、来春のキャンプ初日の2月1日から新ユニフォームになるようです。
同時に承認された楽天はイベント用と注釈がありましたがロッテにはなかったので、レギュラーユニフォームの変更だと思います。

今のユニフォームは誠(だんだら)、戦(ピンストライプ)、侍(もんぺ)、ビジターの4種類ですが、新たに加わるのか入れ替えとなるのか、あるいは全面刷新なのか情報不足です。
全てバレンタイン監督が発案したものだけに、今回もその意向が反映されて赤中心になりそうな予感があります。
ふと思えば、CSの際にユニフォームシャツの安売りをやっていました。
あれは在庫処分だったのでしょう。
そしてファンクラブの景品からユニフォームシャツがなくなりました。
もしかすると全面刷新するので、新シリーズのユニフォームシャツを買いなさいというメッセージなのかもしれません。
私的にはユニフォームはチームの顔だと思っていますので、あまりコロコロと変えるのは感心できないというのが正直なところです。

もう1度あの侍ユニフォームを見てみたかったのは私だけ?

 

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