オリオン村(跡地)

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織田大戦記(3)

2007-12-04 23:42:48 | 読書録
織田大戦記〈3〉 

学習研究社


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舞台は奥羽、上杉家と伊達家との抗争に移ります。
上杉攻めから反転して西上する徳川家康を追撃することなく、上杉家の執政である直江兼続は出羽の最上家を攻めます。
姻戚である伊達家は最上家救援のために留守政景を送りますが、関ヶ原での東軍大敗の報が入ると豹変し、片倉景綱に山形城を攻めさせて上杉家と手を結びます。
ここに奥羽統一を目指す伊達家と本領越後回復を期する上杉家が、各々の思惑を秘めながらも北の王者をかけて雌雄を決するまでの暫しの休戦に入ります。

ここでは主人公である織田信衡はほとんど登場しません。
豊臣、徳川、そして織田に加えて上杉、伊達と、戦国ファンにはたまらない五つどもえとも言える登場人物が出そろいました。
この北国での動きが中央に与える影響はどうなるのか、各勢力がどう手を結び、どう戦っていくのか、興味は尽きません。


2007年12月4日 読破  ★★★★★(5点)

【関連図書】 織田大戦記(1) 織田大戦記(2) 織田大戦記(4) 織田大戦記(5)  織田大戦記(6) 織田大戦記(7) 織田大戦記(8) 織田大戦記(9) 織田大戦記(10)

 


2007年通信簿 52 塀内久雄

2007-12-04 22:56:41 | 千葉ロッテ

52 塀内久雄 内野手 26歳 年俸1100万円

【2007年成績】 88試合 134打数 17得点 25安打 打率.187 11二塁打 1三塁打 0本塁打 7打点 2盗塁 6四死球 41三振 得点圏打率.167

年々出場数を増やしている期待の若手選手ではありますが、その成長の度合いは遅々としてはかばかしくありません。
開幕当初は多くのライバルの間隙をぬってレギュラー獲得かとも思わせましたが、終わってみれば今年は2割にも満たない低打率でした。

バレンタイン監督の愛人、そう揶揄されるぐらい、塀内は傍目から見ると異様なぐらい起用されました。
確かに二塁、三塁、遊撃を守れる便利な選手ではありますが、その打撃成績から考えると重用ぶりは目に余るものがありました。
塀内と比較すると、根元などは冷遇されているのではないかと思えるほどです。
何を持ってバレンタイン監督が塀内起用に走るのか、謎は深まります。

とは言え、魅力のある選手であることは間違いありません。
ヒットの半数が長打という意外にパンチ力のあるバッティングを見せ、これはシャープに振り抜くスイングがあってこそだと思います。
守備もそつなくこなしますし、レギュラーを期待してもおかしくないレベルの選手と言っていいかもしれません。

しかし残念ながら、昨年からの課題が一向に解消されません。
低めに落ちていく縦の変化球には全くタイミングが合いませんし、外角高めのストレートには振り遅れます。
バットに当ててもボールの勢いに負けることも多く、そのバットスイングを活かし切れていません。
要は体に力がないのだと思います。
だからこそシーズン中に何度も彼を2軍に落とすべきだと主張し、これらの課題をクリアするまではじっくり鍛え上げるべきだと書きました。
それが塀内自身のためであり、真っ黒になって逞しくなった塀内は今以上に魅力的な選手になってくれるであろうという期待を込めての主張です。
今のままの状態で使い続ければ、結局は中途半端な選手で終わってしまうような気がしてなりません。

打っては三振が多く、バントの失敗も繰り返す、この勝負弱い塀内を来季も見たいとは思いません。
本人も自分の課題は当然わかっているはずで、オフから春季キャンプにかけて力の限りの鍛錬をしてくれるとは思いますが、やはり鍵は来季もバレンタイン監督の起用法、そこにかかっていると思います。
その魅力を開花することなく若くして球界を去ってしまった信原拓人にはならないよう、塀内には頑張って欲しいと思います。


【オリオン村査定】 1100万円 → 1600万円 (△45%)

 

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