オリオン村(跡地)

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リアプロ消滅か

2007-12-27 23:02:16 | 独り言

 

ソニーがリアプロジェクションテレビ、いわゆるリアプロから撤退することが決まったそうです。
液晶テレビが順調に販売台数を増やすことで価格がこなれてきたためにリアプロの価格優位性が揺らいできたこと、また薄型テレビの範疇には入りきれなかったことがリアプロ市場の縮小に繋がったと思われます。

ソニー、リアプロ事業から撤退。「液晶と有機ELに注力」 (12/27 AV Watch)

ソニーは27日、リアプロジェクションテレビ事業から撤退するとの報道に対し、3月末より順次販売を終了することを明らかにした。
現在、リアプロテレビの生産は子会社のソニーイーエムシーエス株式会社 一宮テックと、メキシコ、マレーシアの3拠点で行なっているが、2月末をめどに生産を終了し、3月末には主力となっている北米での販売を終了。
引き続き他地域でも順次販売を終える見込み。
今後は「液晶や有機EL事業に注力する」としている。
ディスプレイサーチの出荷実績調査では、2007年第3四半期においてソニーは台数シェアトップ、金額ベースで2位。
しかし、リアプロ市場全体では、テレビに占める割合が前年同期の15%から0.7%にまで縮小。
10月には、リアプロ「LIVINGSTATION」を販売していたセイコーエプソンが生産を終了している。

リアプロより画質のいい液晶といった報道もありますが、私はリアプロの方が自然で落ち着きのある画質だと思います。
液晶も最近は応答速度を上げるなどして弱点だった動きの速い映像対策を施していますので、以前に比べればリアプロとの画質差は縮まったとは思います。
それでも好きずきもありますが、やはり私は今でも画質についてはリアプロがトップだと感じています。

しかし結局は市場には受け入れられなかったようです。
プロジェクターという仕組み上、一般家庭よりも輝度の高い光源にさらされた環境である店頭で液晶とリアプロを見比べると、やはり液晶の方が綺麗に見えます。
またリアプロは上から見下ろすとぼやけた感じがするのも弱点で、普通に店頭で見ると「何これ」と思う方も多いと思います。
しかし少しかがんで水平の角度で見れば問題はなく、一般家庭の光源で見ればその美しさに驚くはずです。

薄型テレビという範疇で言えば厚み3センチの液晶が発表された一方で、リアプロはこれも仕組み上どうしても厚みが必要で、60型ですと50センチぐらいの奥行きが必要となります。
しかしいくらテレビ本体が薄くてもビデオなどを置くことを考えればテレビラックはそれなりの奥行きが必要で、実際のところリアプロと液晶の専有面積はさほど変わらないはずです。
強いて言えばリアプロは厚みに応じて重量があること、ネックはこれぐらいでしょうか。
消費電力、音、熱なども、液晶に劣るところはありません。
主流の42型近辺では両者の価格差が縮まったとは言っても、50型以上では今でも相当の価格差があるはずです。

ちなみに私は今年の1月にソニーの「KDS-60A2500」、今となっては最後の機種となった60型のリアプロを購入しました。
さすがはBRAVIAと言うべき美しさで、60型の迫力はたまりません。
手前に置いたDVDのケースと比べれば、その大きさがわかると思います。

エプソンは既にほぼ撤退状況になっていますし、薄型リアプロを発表したビクターも商品化を躊躇している現状で、今回のソニーの撤退はリアプロの消滅を決定づけたと思います。
しかし私は別にリアプロおたくでもないので、リアプロにこだわり続けるつもりはありません。
そもそも数年で買い換えるようなモノでもありませんから、次の買い換え時期に主流となっているのが液晶だろうが大型化した有機ELだろうが、はたまたどんでん返しでSEDであろうが、次世代DVDなどと違って互換性は考える必要がありませんから、その時点でベストな商品を選べばいいだけの話です。
ただ性能が劣るわけでもないのに消えていく商品に、一抹の寂しさを感じています。
またソニーが故障や消耗品の購入の際に親身になって相談に乗ってくれる体制を保持してくれること、これだけはお願いしたいところです。

 

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2007年通信簿 68 早坂圭介

2007-12-27 22:04:58 | 千葉ロッテ

68 早坂圭介 内野手 23歳 年俸600万円

【2007年成績】 6試合 7打数 0得点 1安打 打率.143 0二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 0四死球 0三振 得点圏打率.000

プロ入りしてから1軍でのヒットは2005年のプレイオフでの内野安打だけ、そんな早坂がようやく正真正銘のプロ初ヒットをマークしました。
遅れてきた感が強くなってきた早坂ですが、このヒットをきっかけに1軍定着を果たして欲しいものです。

2軍では3度目の盗塁王を獲得し、打撃でも3割を大きく越す打率を残しました。
確か彼も春先の怪我で出遅れたはずですが、終わってみれば2軍では格違いの成績を残しています。
そんな早坂が1軍に定着できないのは、やはりポジションの問題が大きいでしょう。

高校時代はショートだった早坂はプロに入ってからは主にセカンドを守ることが多いですが、ご存じの通りセカンドは激戦地となっています。
昨年のイースタン首位打者の根元ですら1軍と2軍を行ったり来たりですから、余程アピールできなければ厳しいポジションです。
しかしそれでも早坂には足がありますから、代田の代わりは軽く務まるはずです。

やはり打撃、2軍では通用しても1軍ではからっきしのウィークポイントが大きいのではないかと思います。
今年の1軍でのバッティングも完全に力負けした打球が大半で、上背はそこそこありながらも超軽量の体格のままでは厳しいように思えます。
あまり筋肉をつけすぎて俊敏さを落としては意味がありませんが、もう少し体に力をつける必要があると考えます。

また打撃がだめでも外野を守れれば代田を凌ぐことは容易になるのではないでしょうか。
同期の西岡と二遊間を組むという夢を追い続けるのもいいですが、私は以前から彼は外野手として西村を目指すべきだと考えています。
西村同様に肩がイマイチというのは難点ですが、セカンドを狙うよりも足を活かした広い守備範囲の外野手を目指す方が1軍定着は近いのではないかと思います。

いつの間にか機動力が忘れられがちになっている今のロッテを変えるには、早坂の足が必要だと思います。
西岡とともにフィールドを駆け抜ける早坂の姿を、来季はマリンで多く見てみたいものです。


【オリオン村査定】 600万円 → 630万円 (△5%)

 

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