織田大戦記〈5〉 学習研究社 このアイテムの詳細を見る |
引き続き九州での黒田如水の戦いが中心です。
加藤清正の働きで島津家を味方につけ、また鍋島直茂の中立を取り付けて九州全域の掌握に成功します。
そして西軍の軍師たる地位を得るべく、八千の兵を引き連れて中央へ出立します。
一方の織田信衡は能登前田家の前田利政と丹羽長重を味方にし、加賀前田家の消極的支持を引き出します。
この織田家の台頭を止めるべく大谷吉継は宇喜多秀家を大将とした軍を関ヶ原に向かわせ、第二の関ヶ原で織田家の壊滅を画策します。
相変わらず主人公が誰なのかがよくわからないような展開が続き、もどかしさが頂点に達しつつあります。
ようやく織田家と西軍との戦いが次巻で語られるようなのでほっとしていますが、織田家の軍師である竹中半兵衛との競い合いを描きたかったのか、黒田如水に焦点を当てすぎのように思えます。
話があっちこっちに散りすぎて主題が見えづらくなっている展開が持ち直してくれること、ただこれだけを願っています。
2008年2月10日 読破 ★★★☆☆(3点)
【関連図書】 織田大戦記(1) 織田大戦記(2) 織田大戦記(3) 織田大戦記(4) 織田大戦記(6) 織田大戦記(7) 織田大戦記(8) 織田大戦記(9) 織田大戦記(10)