電脳筆写『 心超臨界 』

水の流れが岩と衝突するところ常に水の流れが勝る
力ではなくその持続性によって
( お釈迦さま )

満を持してなお放たないというような力を持つ――森信三

2024-06-22 | 03-自己・信念・努力
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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「教室の静けさは教師自身、満を持してなお放たないというような力を持つことによって、初めて保たれるものです。だけど、子どもたちを鎮(しず)かにさせようと思うこと自身が、もう心の隙なのです。心に隙のある教師が、教壇上からどんなに命令しようと、子どもたちは鎮まる道理はありません。内に充実する人格があってこそ、子どもたちは鎮かになるのです」


◆満を持してなお放たないというような力を持つ

『「人生二度なし」森信三の世界』
( 神渡良平、佼成出版社 (2001/5/1)、p116 )

学生たちが森の講義を好んだのは、彼らが将来教師になったときの心構えを説く以上に、人間としてどう生きるべきかと説いたからだ。それは教育学というよりも、人生哲学だった。
「そもそも人間が志を立てるということは、いわばローソクに火を点ずるようなものです。ローソクは火を点けられて初めて光を放ちます。同様にまた人間は、志を立てて初めてその人の真価が現れるのです。志を立てない人間というものは、いかに才能がある人でも、結局は酔生夢死の輩(やから)に過ぎないといえます」

そして教師としての具体的アドバイスをするのだ。
「真の教育とは、自分が教えている生徒が、他日その専門の分野において、一流の指導者になって、国家社会に奉仕するようになることを期するべきです。教える側にこの気迫がなければ、教育が真に徹するはずはありません」

ということは、自分がサラリーマン的感覚でいたら、教師など務まらないということだ。これは教職を永久就職などと甘く考えていたら、失敗するという警告でもある――学生たちは自然、真剣になった。
「教室の静けさは教師自身、満を持してなお放たないというような力を持つことによって、初めて保たれるものです。だけど、子どもたちを鎮(しず)かにさせようと思うこと自身が、もう心の隙なのです。心に隙のある教師が、教壇上からどんなに命令しようと、子どもたちは鎮まる道理はありません。内に充実する人格があってこそ、子どもたちは鎮かになるのです」
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