電脳筆写『 心超臨界 』

神は二つの棲み家をもつ;
ひとつは天国に、もうひとつは素直で感謝に満ちた心に
( アイザック・ウォルトン )

自分のための人生 《 「自分の人生」奪還作戦——ウエイン・W・ダイアー 》

2024-07-01 | 03-自己・信念・努力
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
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■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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充実した人生を送りよい親になるためには、自分が自立している必要がある。それと同じように、充実した幸せな結婚生活を送るには、最小限の妥協としかるべき自立、そして自信がなくてはならない。あなたは依存的関係を断ち切ることを心から恐れているかもしれない。しかし、あなたが精神的に頼りにしている人たちは、本当は自分でものを考え行動している人たちをもっとも称賛しているのだということを知ったら、きっと驚かれることであろう。


◆「自分の人生」奪還作戦

『自分のための人生』〈原題:Your Erroneous Zone(錯信帯)〉
( ウエイン・W・ダイアー/渡部昇一・訳、三笠書房 (2011/7/21)、p266 )

  どんな関係であれ、二人の人間が一つになるような関係になると、
  半人前の人間が二人寄り集まったことにしかならない。

9章 自主性と責任感を育てる
7 「自分の人生」奪還作戦

それでは、こうした依存的な人間関係から訣別するためには何が必要になるのか。どうしたら、きちんと自立することができるのか。以下にその具体的な方法を示そう。

●自立宣言を書き、その中に、自分があらゆる人間関係の中でいかなる役割を果たしたいと思っているかはっきりと書き出してみる。妥協はやむを得ないにしても、自分の関知しないところで自分を操るものは一掃すると明言するのである。

●自分が精神的に頼りにしていると思っている人物と話し合う。なぜ自立して何かをやろうとしているのか、その目的をはっきりとその人物に伝える。また義務感から何かをやろうとすると自分はどんな気持ちにおちいるのかということを説明する。これは手始めにやるにはうまいやり方である。というのも、その人には精神的に依存しているあなたの気持ちに気がついてさえいないことがあるかもしれないからだ。

●自分が心理的に相手の言いなりになっていると感じたら、相手にはっきりそう言うのだ。そして、自分のやりたいように行動するのだ。

●両親や配偶者、友人や上司などがあなたの行動を認めないことがあっても、別にそれはあなただからというわけではないということを思い出すことである。

人間関係の中で、ときには相手から認められないこともあるのは当たり前の事実であって、あなたに限ったことではないのだ。それさえ心得ていれば、面くらうことはない。このようにすれば、あなたを心理的に縛っている多くの依存関係を断ち切ることができる。

●ある人物を訪ねることが義務のように感じられたら、自分だったら義理で人に訪問してもらいたいかどうか自問してみることだ。してほしくないと思うなら、相手にも同じようにするのが礼儀であるから、そのことを伝える。逆の立場で考えてみると義務感に縛られた人間関係がいかにつまらないものであるかがよくわかる。

●ボランティア活動をしたり、読書をしたり、小守を雇ったり(たとえ経済的に余裕がないとしても)、必ずしも給料のよくない仕事に就いたりすることによって、依存状態から脱出しようと決心する。なぜかと言えば、自尊心を高めるということは、金や時間には換えられないくらい貴重なことだからである。

●他人に一切世話にならなくていいくらいに経済的に自立する。誰かに金をめぐんでもらわなければならないようでは奴隷である。もしどうしても不可能なら、創意工夫をして、自分の金をつくるようにすることである。

●自分がプライバシーを求めていることを認識し、義務感から、感情や経験をすべて他人と共有しようとしない。あなたは誰とも違うプライベートな存在なのだ。何事も共有しなければならないと感じたならば、自分の意志で何かを選択することなどできなくなる。もちろん依存関係は断ち切れない。

●子供の部屋は子供の好きにさせる。子供に自分でコントロールできる領域を与えるのだ。不潔にならないかぎり、部屋の整理整頓は本人に任せる。万年床というのは精神衛生上よくないというふうに教わってきたかもしれないが、別に変わりはないのである。

●パーティーでは、自分のパートナーと離れて、いろいろな人と歓談するようにする。パートナーと始めから終わりまで一緒にいなければならないと思わないこと。別々に行動し、終わってからまた一緒になれば、知識や経験を2倍に広げることができる。

●夫婦というものはいつも一緒にいなければならないという考えを捨てる。夫婦で、一方が映画を観に行きたい、他方はテニスをしたいというのであれば、それぞれがやりたいことをやるようにすればよいのだ。一人、あるいは友人と小旅行をするのもよい。帰ってくると相手に対する愛情がいっそう強まり、自立して活動することの大切さをかみしめることができるだろう。もっと別々に行動することだ。そうすれば一緒にいる時間がより楽しくおもしろいものになる。


充実した人生を送りよい親になるためには、自分が自立している必要がある。それと同じように、充実した幸せな結婚生活を送るには、最小限の妥協としかるべき自立、そして自信がなくてはならない。あなたは依存的関係を断ち切ることを心から恐れているかもしれない。

しかし、あなたが精神的に頼りにしている人たちは、本当は自分でものを考え行動している人たちをもっとも称賛しているのだということを知ったら、きっと驚かれることであろう。

さらに皮肉なことには、自分が自立した人間になると、それだけ人から尊敬されることになる。特に、自分を従属させようとしている人から尊敬されることになるのだ。

巣というのは子供が成長するために必要なすばらしい場所であるが、巣立ちはもっとすばらしいことである。子供が巣立っていくのは、本人にとっても、巣立ちを見送る者にとってもすばらしいことなのである。
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