電脳筆写『 心超臨界 』

一般に外交では紛争は解決しない
戦争が終るのは平和のプロセスとしてではなく
一方が降伏するからである
D・パイプス

新田次郎が惚れ込んだ若き現場監督――伊藤庄助

2024-08-16 | 08-経済・企業・リーダーシップ
「会社は会社、私は私です。私はそこに建物を建てなければなりません。私は自分の仕事に責任を持ちます。引き受けた以上は立派に完成させてみせます。しかし、どうしても引き受けられない仕事は、初めからお断りしたいということです」( 伊藤庄助 ) . . . 本文を読む
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喫茶店に入り、「ご注文は?」と聞かれたら――小松方豊

2024-08-16 | 03-自己・信念・努力
小松さんは、日頃から、仕事を心から楽しめる人だったそうだ。当時は外貨の持ち出し制限が厳しく、一日に使えるドルがかぎられていたから、安宿に帰ってくる。口の端まで、グチや弱気がのぞいていた。だが、小松さんは先手をとって、こういった。「仕事はつらいと思ったらつらくなる。これをゲームだと思えばいい。なんとかしてこのゲームに勝とうと思えばつらくなくなる」と。 . . . 本文を読む

極楽は西方のみかは東にも北道さがせ南にあり…… 一休禅師

2024-08-16 | 03-自己・信念・努力
幸福とは、他から与えられるものではなく、自ら発見してつかみ取っていくものです。与えられるのを待っているのではなく、マイナスの中にプラスを発見し、耕していくところに人生の生きがいはあります。(松原泰道禅師) . . . 本文を読む

「第二の軸の時代」以後の歴史見取図(1/2)――西尾幹二教授

2024-08-16 | 04-歴史・文化・社会
ここで本項目の最重要テーマ、「第二の軸の時代」に戻る。ユーラシア大陸の東端の海上にある日本は、西端の西ヨーロッパと奇妙に符合する共通点を持っている。そしてそれが、紀元前5世紀を中心に起こった「軸の時代」の文明的な共時体験者、「第二の軸の時代」の形成者であるということと重なるという論点を、以下箇条書きにしてみたい。いかに日本と西ヨーロッパが、「軸の時代」の理念と思想を継承しつつも、さまざまな姿で遺伝子の組み換えに成功しているかを見とどけていきたいと思う。 . . . 本文を読む

絶縁体でもなく 感電死でもなく――松原泰道禅師

2024-08-16 | 03-自己・信念・努力
昔、中国の山奥にひとりの信心深い老婆がおりました。家の近くに小さな庵を建てて若い修行僧を住まわせ、修行に専念できるように衣食すべての世話を焼いていました。こうして20年が経ち、ある日、老婆は僧の修行の程度を試してみようと、いつも食事を運ばせていた若い娘に、給仕のとき僧に抱きつかせてみました。すると僧は、顔色一つ変えずに、「枯木倚寒巌、三冬暖気無」(枯木寒巌に倚る、三冬暖気無(さんとうだんきな)し)と言い放ち、娘をまったく相手にしませんでした。 . . . 本文を読む

21世紀とそれ以前の世紀は全く異質で非連続です――福原義春

2024-08-16 | 08-経済・企業・リーダーシップ
これからのリーダーに求められるのは、情報共有機能を効率的に果たすとともに、自らが現場を動き、チームの成果を上げることを目指すプレーイングマネジャーです。旧タイプのリーダーの不十分さも補いながら、トップのビジョンを具体化できる強いリーダーでしょう。情報を素早く入手するアンテナとバランス感覚、見えないものを管理し、数値化できないものを的確に判断する能力も必要です。 . . . 本文を読む

自己の議論好きな悪癖を克服する――ベンジャミン・フランクリン(1/2)

2024-08-16 | 11-韓国語で学ぶ名言の智恵
【 논쟁을 좋아하던 자기의 나쁜 버릇을 극복한다 】   君は自分がいちばん物知りだと思っている。だから、だれも君にはものがいえなくなる。事実、君と話せば不愉快になるばかりだから、今後は相手にすまいと皆がそう思っているんだよ。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 年金がどんどんウォール街に――堤未果 》

2024-08-16 | 05-真相・背景・経緯
高い報酬を払ってウォール街から人材を入れる方針も閣議決定され、ゴールドマン・サックスらが私たちの年金を運用、利益を出しても損失を出しても、なんと彼らは毎年1憶円の手数料を受け取っているのです。GPIFが運用を委託する金融機関14社に支払っている手数料は319億円。14社中10社は外資系金融機関ですから、ウォール街は笑いが止まりません。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 政界と業界をつなぐ「回転ドア」――堤未果 》

2024-08-16 | 05-真相・背景・経緯
「この国を動かしているのは大統領じゃない、ウォール街だ」なんて言うのは序の口で、「アメリカだけではなく世界を動かしている、自分たちは神なのだ」などと本気で豪語する人たちがうじゃうじゃいる業界です。そんな社員をずらりと揃えて空前の利益を出していた筆頭が、アメリカ最強の証券会社、ゴールドマン・サックスでした。この社名をよく覚えておいてくださいね。近い将来必ず、回転ドアを通って日本の政界の内側に入りこんでくるはずですから。 . . . 本文を読む

不都合な真実 歴史編 《 ルーズベルト大統領の背中を押したものは何か――中西輝政 》

2024-08-16 | 04-歴史・文化・社会
戦後の日本では、「日本軍の南部仏印進駐への対抗として、石油禁輸と資産凍結が発動された」と我々は教えられてきました。ところが、最近、明らかになったイギリスの暗号解読文書を読むと、すでに1941年の6月の時点で、米英は7月末に予定されていた日本による南部仏印進駐の動きをいち早くつかんでおり、これを口実として対日石油禁輸へ踏み込もうという動きが出てきます。 . . . 本文を読む

悪魔の思想 《 安江良介――北朝鮮に対する「誠実」とはなにか/谷沢永一 》

2024-08-16 | 04-歴史・文化・社会
以上の無邪気な敬服のかぎりでは、世間に珍しくない英国(イギリス)崇拝や仏蘭西(フランス)崇拝と同じく、安江良介は北朝鮮崇拝の病原菌におかされて、見えるはずのものが見えなくなっているのだなあとすますこともできましょうが、さらに病い膏肓(こうこう)に入って病状が昂進し、北朝鮮礼拝を梃(てこ)として、日本を罵るに至っては黙(もく)して見逃すことはできません。 . . . 本文を読む

歴史を裁く愚かさ 《 どのような教科書がつくられるべきか――西尾幹二 》

2024-08-16 | 04-歴史・文化・社会
記者会見で山本夏彦氏は一度だけ発言した。氏の正確な表現では必ずしもないが、「いまはもう日教組は無力である。けれども日教組で育てられた人の頭のなかにあるものは少しも無力ではない。50年かかって堅牢な城をつくりあげている。……教科書について私の言いたいことは一つしかない。自分の国のことを悪く言う教科書なんて、それは教科書じゃあない。自分の国が悪いことをしていてもそれを言わずに隠すのが教科書である。それがどこの国でもやっていることであり、常識というものである」。 . . . 本文を読む

日本史 鎌倉編 《 南北朝140年の混乱が遺した教訓とは――渡部昇一 》

2024-08-16 | 04-歴史・文化・社会
三種の神器は「国譲(ゆず)り」の儀式によるという約束だったのに、その昔、源氏に敗れた平家が、幼い安徳天皇とともに西海(さいかい)に持って行った神器が、また京都にもどってきたときの先例によることになった。つまり、あるべき物があるべき所に帰ってきた、という儀式なので、南朝の意味は完全に否定されたことになる。 . . . 本文を読む

日本史 古代編 《 光明皇后はセイント・コーミョー――渡部昇一 》

2024-08-16 | 04-歴史・文化・社会
「光明皇后会」という財団法人のことを知っておられる方は少ないと思うが、その役員には坂口謹一郎(きんいちろう)、堀一郎、宮本正尊(しょうぞん)、姉崎正治、賀川豊彦、徳川義親(よしちか)というような、いろいろな宗教的立場のそうそうたる人たちが顔をそろえていた。その推進力になっていたのが有窓子(ゆうそうし)杉田英一郎氏である。有窓子は、故岩下壮一神父によってカトリックに改宗した人であるが、その人が光明皇后会を作ったというのが面白い。 . . . 本文を読む

人間通 《 恋愛——谷沢永一 》

2024-08-16 | 03-自己・信念・努力
明治25年、北村透谷が「恋愛は人世の秘鑰(ひやく)なり、恋愛ありて後(のち)人世あり」と書いた。秘鑰は秘密の庫を開ける鍵(かぎ)、人世は人の世の中を指す。人が何を言おうと書こうと勝手であるが、この一句に代表される恋愛至上主義が近代日本では多くの男女を金縛りにして悲哀の底に沈ませた。 . . . 本文を読む