電脳筆写『 心超臨界 』

人格は自らを守る守護神
( ヘラクリトス )

脚本の根底にあるのは、トルストイの『戦争と平和』なんです――黒澤明

2024-08-14 | 03-自己・信念・努力
若き日ロシア文学を耽読した黒澤は、ドストエーフスキーから魂を、トルストイから小説の面白さと描写を学んだ。他人の不幸を見過ごせぬ勘兵衛は、多分にドストエーフスキイ的人物である。しかし、総じて『七人の侍』の構成と人物の設定とデッサンはトルストイの『戦争と平和』が与(あずか)って大きい。 . . . 本文を読む

歴史とは何か――西尾幹二教授

2024-08-14 | 04-歴史・文化・社会
歴史という定まった事実世界を把握することは誰にもできない。歴史に事実はない。事実に対する認識を認識することが歴史である。それは私たちが絶え間なく流動する現在の生をいったん遮断し、瞬間の決定を過去に投影する情熱の所産である。相対性の中での絶対の結晶化である。 . . . 本文を読む

ラバウルの楽園で終戦を迎え、現地除隊を申し出る――水木しげる

2024-08-14 | 04-歴史・文化・社会
集落を訪ねると、水木サンがベビーのころからの理想だった悠々たる暮らしぶりでした。畑をつくり、食べる分だけ取ってくると、あとはおしゃべりしたり、昼ねしたり。夜は虫たちのオーケストラを聴きながら満点の星空を眺めて過ごす。この世の楽園でした。 . . . 本文を読む

仕事はおまえのためにあるわけじゃなくて、社会の側にあるんだろう――養老孟司

2024-08-14 | 03-自己・信念・努力
仕事というのは、社会に空いた穴です。道に穴が空いていた。そのまま放っておくとみんなが転んで困るから、そこを埋めてみる。ともかく目の前の穴を埋める。それが仕事というものであって、自分に合った穴が空いているはずだなんて、ふざけたことを考えるんじゃない、と言いたくなります。 . . . 本文を読む

窮地でこそ活路が開ける「背水の陣」――韓信

2024-08-14 | 05-真相・背景・経緯
たとえば、死にもの狂いの賊が一人、荒野にのがれたとする。これに千人の追手をさし向けたとしても、ビクビクするのは追手のほうである。なぜなら、賊が突然姿を現わして襲いかかってくるかもしれないからだ。このように、たった一人の賊でも命を投げ出す覚悟を固めれば、千人を震(ふる)えあがらせることができる。 . . . 本文を読む

ヨーロッパの三区分法――西尾幹二

2024-08-14 | 04-歴史・文化・社会
いったいどうしてわれわれ日本人は、日本に固有の歴史のリズムというものを知っているにもかかわらず、ヨーロッパのきわめて一時代に特有のイデオロギーを自国の歴史に当てはめ、ひたすら墨守しなくてはならないのであろう。ヨーロッパの国民国家、ドイツ、フランス、イタリア等々の原型がおぼろげに現れるのが10世紀、かなりはっきりしてくるのは13-14世紀である。7-8世紀に国家的自覚をもった日本に比べても、相当に年代の浅い若い国々である。 . . . 本文を読む

「コンコルドの誤り」をくり返さず―― 大浦 溥

2024-08-14 | 08-経済・企業・リーダーシップ
せっかく今まで膨大に投資をしたのだから、途中でやめるのは「もったいない」と過去に執着した結果、失敗することを、組織行動学では「コンコルドの誤り」という。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 民業圧迫なのに批判されないNHK――渡邉哲也 》

2024-08-14 | 05-真相・背景・経緯
民間のメディアにとっては競合であり、自社の利益を奪う存在であるはずなのに、NHKが表立って批判されることは皆無だ。そうした構造や体質こそがメディア業界の最大の問題であり、元凶であるともいえる。本来であれば、メディアは相互監視の下で健全性を保つべきだが、日本ではそれが正常に機能していないのが実態なのである。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 自民党凋落の発端――渡部昇一 》

2024-08-14 | 04-歴史・文化・社会
東京裁判史観を政府自ら抱え込んでいることは、非常に大きな問題です。中曽根さんには「あのときの件は間違っていた」といって大勲位菊花大綬章を返上してもらいたい。それで日本の雰囲気はがらりと変わると思う。それをやってくれるのならば、私は中曽根さんを真の愛国者として称えます。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 フェイクニュース大賞――西村幸祐 》

2024-08-14 | 05-真相・背景・経緯
ところで本当に「冬ソナ」ブームはあったのだろうか。ペ・ヨンジュンを前面に出した共同通信社や宝島社のムックは2005年には40万部の売り上げを達成していた。普段芸能ものを出さないというある出版社でも初回8万部、3日後には増刷となって4万部を追加、合計12万部を完売したという。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 「親書書き換え事件」――乾正人 》

2024-08-14 | 05-真相・背景・経緯
平成29年の5月、中国を訪問した自民党の二階俊博幹事長は、安倍首相の親書を携えて中国の習近平国家主席と面会したが、この親書が幹事長に同行した今井によって肝心な部分が書き換えられた、というのである。(中略)関係者によると、書き換えられたのは、政治問題となっていた中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に関するくだりだ。谷内の承認を得ず、日本が参加することに前向きな表現が、二階の意向を受けた今井によって、盛り込まれたという。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 「女性宮家」推進派に激震!――水間政憲 》

2024-08-14 | 05-真相・背景・経緯
明治天皇のお孫さまの東久邇護厚親王殿下と、そこに嫁がれた昭和天皇の長女であられた成子内親王殿下の間に3名の男子のお子さまがお生まれになっているのです。(中略)さらに、その3名には悠仁親王殿下の又従兄弟にあたる5名の男子がおられます。とても濃い天皇の血が流れており、まさに男系男子に相応しい方々です。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 「女性天皇」と「女系天皇」の違い――水間政憲 》

2024-08-14 | 05-真相・背景・経緯
【櫻子】 問題なのは、皇統というのは天皇の父親の父親……というように天皇の父親の父親を遡(さかのぼ)ると必ず神武天皇にたどり着くのが、いわゆる「男系」継承であり、これまで皇室が例外なく受け継いでいるという事実なのよ。【京子】 つまり、「皇統の歴史上初めて父親が神武天皇の血統でない天皇が即位する」可能性があるということね。ようするに母親が天皇で父親が神武天皇の血統でない子ども――男子でも女子でも――が天皇に即位することを「女系天皇」というのね。 . . . 本文を読む

不都合な真実 歴史編 《 伊藤博文暗殺の黒幕は誰か?――渡辺惣樹 》

2024-08-14 | 04-歴史・文化・社会
もし再び桂・ハリマン協定が復活し、シベリア鉄道が南満洲鉄道と一体運用されヨーロッパと連結すると、一番困るのはどこか。答えはドイツです。ドイツが心配していたのは、太平洋方面からのロシアへの武器の供給です。南満洲鉄道が日本とアメリカのものになり、東清鉄道やシベリア鉄道と有機的につながった効率的運用が始まると、ロシアがカナダ(英国)やアメリカから、武器を輸入するルートができてしまいます。 . . . 本文を読む

従軍慰安婦という嘘 《 「南京」「慰安婦」残酷さ独り歩き――中村将 》

2024-08-14 | 04-歴史・文化・社会
「日本軍の残虐さを疑う生徒はいない」。米カリフォルニア州の公立高校に通う日本の男子生徒(16)と女子生徒(17)が、世界史や米国史の授業で「慰安婦」や「南京大虐殺」について、どのように習ったかを語った。 . . . 本文を読む