客観的に見ると、中国大陸でどんどん戦線を拡大していった日本のやり方は、軍事政策、外交政策の両面から見て下手なやり方でした。長期的なグランド・ストラテジー(最も基本的な国家戦略)を設定する必要性が理解できず、ズルズルと戦争を続けていったのです。1930年代の日本の指導者たちは、賢明ではなかった。
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安岡正篤はその勉強会に来ていた財界人が経済団体や政府の諮問委員会の長に就任したとき、よく色紙に揮毫(きごう)して贈った言葉に、明の崔後渠(さいこうきょ)の「六然訓(りくぜんくん)」がある。
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いまから20年前、ミドリ十字に「厚生省事務次官を、社長ないし社長待遇副社長で天下りさせろ」と厚生省が持ちかけました。ところが、ミドリ十字は大坂の会社で、東京の会社と違って政治意識が乏しいですから、けんもほろろに断った。
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紀一族は代々、将軍と詩人を輩出している。東京大学に入って白山上の寮に下宿した私が、白山上の角にあった小さな、詩書のみを扱う古書店に入り浸って、三度の食を節してまで詩書を購入し沈溺したのは一族の持つ詩人的性格によるものであり、軍隊に入って剽悍な戦士に変身していったのは、一族の持つもう一つの面、いくさ人(にん)の血に目覚めたからに他ならない。 . . . 本文を読む
親である神様から見たら私たち人間は皆、自分の命を分け与えた兄弟姉妹です。しかし、一口に兄弟姉妹といっても置かれた環境や境遇は様々です。肌の色も違えば、言葉も違います。栄華を極めた生活を楽しんでいる人もいれば、その日食べるものもなく飢えによって道端で死んでいく人もいます。
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東郷が描いた婦人象を間近で見ると驚くことがある。印刷物では分かりづらいが、一見均一に色を塗っているように見える髪の毛が、一本一本、細かくびっしりと描きこまれている作品があるのだ。 . . . 本文を読む
先日大往生された中曽根康弘元首相最大の業績のひとつに数えられる国鉄改革。しかし、国鉄の抱えていた問題が、それで全て解決されたわけではない。公共性という言葉には、鉄道に限らずいろんな場面で出くわす。民主主義や人権といった、抽象的でプラスのイメージがある他の表現同様、具体的になにを指すのかは、人によってさまざまである。 . . . 本文を読む
GHQの忠実なる弟子たちは娯楽を通しても洗脳を図っていて、私たちがそれに気づかないことは少なくありません。その一例が映画の「フーテンの寅さん」。あれは娯楽としてみんなが観ています。私も半分は娯楽で観るけれども、ところどころに「洗脳情報」が埋め込まれているのです。 . . . 本文を読む
朝貢システムは非常に興味深い。各朝貢国はその国の特産品を持っていくが、中国皇帝の懐の広さを示すために、朝貢品の3~5倍の返礼品を与えていた。金正恩が習近平を訪ねたときは1本2万元もする茅台酒(マオタイしゅ)やら景徳鎮(けいとくちん)(磁器)やら一部屋に一杯の貴重な品々がテレビで公開されたが、それと同じ。「朝貢貿易」という言葉すらある。 . . . 本文を読む
2018年10月、ハドソン研究所で行われたマイク・ペンス副大統領のいわゆるペンス・スピーチで「北京はハリウッドが中国を極めて好意的に描くようそのつど要求し、そうしないスタジオとプロデューサーを罰する」とはっきり言いきっていますね。 . . . 本文を読む
白眞勳は当選したのです。当選するとすぐに民団に行って「おかげさまで、白眞勳当選いたしました。これからは命をかけて民団のために頑張ります!」と報告したのです。白眞勳はどこの国の国会議員なのでしょう。「民団のために命をかけて頑張ります!」などという白眞勳は、何人なのでしょう。このような朝鮮人が大勢できてしまったのです。白眞勳だけではないのです。今、言われているのは、150名も国会議員の中には日本国籍・朝鮮人がいるのです。 . . . 本文を読む
中国は南水北調構想と呼ばれる、南方地域の水を北部に送り、北部の慢性的な水不足を解消しようというプロジェクトを行なっている。巨大ダム建設も含め、天然の水の流れを変えることに執心させたプロジェクトが、中国の水害の多くを引き起こしているだけでなく、さらに恐ろしい事態を招くかもしれない。 . . . 本文を読む
現在、多くの資料が明らかになり、日本はアメリカを侵略したわけではなく、むしろアメリカが日本を侵略した――ということが次第に明らかになってきています。フランクリン・ルーズベルト大統領にはもちろん責任があるわけですが、ルーズベルトの側近たちのほとんどは社会主義者(「共産主義者」「国際主義者」と言ってもいいのですが)でした。そういうひとたちがルーズベルトを動かして日本に戦争を仕掛けてきたのです。 . . . 本文を読む
この度検定を通過した中学7社の教科書の近現代史の記述は、日清・日露戦争をまで単なるアジア侵略戦争として位置づけている。そればかりか、明治国家そのものを悪とし、日本の近現代史全体を、犯罪の歴史として断罪して筆を進めている。例えば、証拠不十分のまま「従軍慰安婦」強制連行説をいっせいに採用したことも、こうした安易な自己悪逆史観のたどりついた一つの帰結であろう。とめどなき自国史喪失に押し流されている国民の志操の崩落の象徴的一例といわざるをえない。 . . . 本文を読む
日本の歴史家や学者から、誇張表現や誤りを指摘された『ザ・レイプ・オブ・南京』の著者として知られる中国系米国人ジャーナリスト、アイリス・チャン氏の名を冠した公園が、米カリフォルニア州サンノゼ市に造成されることが分かった。 . . . 本文を読む