電脳筆写『 心超臨界 』

嫉妬のナイフは詳細を極めて研ぎ澄まされる
( ルース・レンデル )

馬を気遣う日蓮の老婆心――伊藤肇さん

2019-11-03 | 03-自己・信念・努力
 「東京裁判史観(自虐史観)を廃して本来の日本を取り戻そう!」
    そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現します。
   ( 心が臨界質量を超えるとは → http://tinyurl.com/5kr6f
     ( 東京裁判史観とは → http://tinyurl.com/kkdd29p
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《 いま注目の論点 》
フクシマ50が描く「総理」像――阿比留瑠比・論説委員兼政治部編集委員
【「阿比留瑠比の極言御免」産経新聞 R01(2019).10.31 】
対中政策 日米に相違――古森義久・ワシントン駐在客員特派員
【「緯度 経度」産経新聞 R01(2019).10.29 】
基本的人権と義務は表裏一体だ――福井義高・青山学院大学教授
【「正論」産経新聞 R01(2019).10.25 】
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『人間的魅力の研究』https://tinyurl.com/yaarjbjn
【 伊藤肇、日本経済新聞社 (2000/11/7)、p127 】

2 磊落豪雄の魅力

  真心尽くす老婆心こそ至人の条件
    物言わぬ馬をいたわる日蓮の心根

2-23 馬を気遣う日蓮の老婆心

これに対し日蓮はどうだったか。死を目前に迎えた頃のことである。下痢で身が衰弱し、常陸の温泉で療養しようと身延を出たが、途中、武州池上から身延の波木井実長に手紙を書いた。

「道中無事に池上まで着きました。途中では、山といい、川といい、かなりの難儀ではありましたが、あなたがおつけ下さったきんだちに守られ、ここへ到着できたことをありがたく、嬉しく思います。(中略)また、ここまで自分を運んでくれた栗鹿毛の馬は、あまりにかわいいので失いたくありません。常陸の湯に連れていってやりたいのですが、万一、人にとられてもいけませんので湯治から帰るまで、上総の藻原殿に預けます。また、馴れない馬方でもつくと大変ですから、今までの馬方をそのままつけておきます。特にこのことを急のために申し添えておきます。疲れがひどいので判形も加えません。失礼をお許しください。」

自分は判形を加えることができぬほど疲労困憊しているのに、自分を運んでくれた馬にあれこれと心を配り、温かい思いやりをみせている。

権力には、一歩もひかず、闘志をみなぎらせる日蓮が、ものいわぬ馬をいたわる、その心根のやさしさに涙をさそわれる。

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