電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散『2024年8月発表:トランプ前大統領「米国を再び偉大にするための核心的公約20」』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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虎の檻に平気で入れる理由を天風はこう話している。「信念が強く結晶した人の周りには、非常に強い同化力が働き出す。霊的作用の感化で、その場の雰囲気をスーッと同じ状態にしてしまう。猛獣が同化するのは当たり前じゃないか」
◆中村天風先生 虎の檻に入る
『中村天風 君だって、ここまでやれる!』
( 池田 光、知的生きかた文庫、p179 )
天風が虎の檻に入った話を披露しよう。
大正7年――心身統一法の宣布を開始する一年前のことである。
イタリアからコーンという猛獣使いが来日した。有楽座の舞台で猛獣ショーを開催するためである。
コーンは、イタリア大使館を通じて、頭山満に面談を求めた。頭山側で同席したのは、黒竜会会長の内田と、頭山の甥と、天風の4人であった。
初対面のコーンは、頭山に挨拶した途端、
「猛獣の檻に入っても、あなたにはけっして猛獣は襲いかかりません」
と述べた。猛獣使いは人の目を見て、その人の心が定まっているかどうかを判断するという。さらにコーンは、天風を見て、
「この方も大丈夫だ」
と言った。負けん気の強い黒竜会の内田が、自分はどうかと尋ねたが、
「あなたはすぐに食われてしまう」
というのが、コーンの答えだった。頭山の甥も猛獣に襲われるほうだと言われた。
頭山が、笑いながら天風を見た。
「やっぱり、長う生死の中を歩いてきただけ、見る人が見るとわかるんじゃなあ」
天風は頭山と同じ、泰然自若の境地の人となっていたのである。
そのまま頭山たち4人は、猛獣を見物するために、コーンに案内されて楽屋にはいることになった。
「この中に、まだ馴らしていない虎がおりますので、檻の前を通るときは吠えるかもしれませんが、ご勘弁ください」
とコーンは注意した。虎が3匹、低い唸り声を上げていた。
「虎の親子です。人馴れさせるまでに半年はかかるでしょう。馴らすために、こうして連れているんです」
と説明する。頭山は、
「勢いのあるやつじゃ。天風、いっちょう入ってみるか」
と促した。頭山はまじめに言っているのである。天風は臆することなく、虎の檻に近寄った。コーンのほうも、
「どうぞ」
と二重扉を順に開けた。天風は、親同然の頭山と、コーンからの太鼓判を押され、何の疑いもなく、気負いもなく、絶対信念で入っていった。虎は、天風の周りに来て、2匹がうずくまり、1匹がその後ろにいた。しばらく虎と戯れていた。
新聞記者がフラッシュをたいて写真を撮った。虎が記者に牙を剥いた。天風は平然と檻を出ていった。
虎の檻に平気で入れる理由を天風はこう話している。
「信念が強く結晶した人の周りには、非常に強い同化力が働き出す。霊的作用の感化で、その場の雰囲気をスーッと同じ状態にしてしまう。猛獣が同化するのは当たり前じゃないか」
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散『2024年8月発表:トランプ前大統領「米国を再び偉大にするための核心的公約20」』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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虎の檻に平気で入れる理由を天風はこう話している。「信念が強く結晶した人の周りには、非常に強い同化力が働き出す。霊的作用の感化で、その場の雰囲気をスーッと同じ状態にしてしまう。猛獣が同化するのは当たり前じゃないか」
◆中村天風先生 虎の檻に入る
『中村天風 君だって、ここまでやれる!』
( 池田 光、知的生きかた文庫、p179 )
天風が虎の檻に入った話を披露しよう。
大正7年――心身統一法の宣布を開始する一年前のことである。
イタリアからコーンという猛獣使いが来日した。有楽座の舞台で猛獣ショーを開催するためである。
コーンは、イタリア大使館を通じて、頭山満に面談を求めた。頭山側で同席したのは、黒竜会会長の内田と、頭山の甥と、天風の4人であった。
初対面のコーンは、頭山に挨拶した途端、
「猛獣の檻に入っても、あなたにはけっして猛獣は襲いかかりません」
と述べた。猛獣使いは人の目を見て、その人の心が定まっているかどうかを判断するという。さらにコーンは、天風を見て、
「この方も大丈夫だ」
と言った。負けん気の強い黒竜会の内田が、自分はどうかと尋ねたが、
「あなたはすぐに食われてしまう」
というのが、コーンの答えだった。頭山の甥も猛獣に襲われるほうだと言われた。
頭山が、笑いながら天風を見た。
「やっぱり、長う生死の中を歩いてきただけ、見る人が見るとわかるんじゃなあ」
天風は頭山と同じ、泰然自若の境地の人となっていたのである。
そのまま頭山たち4人は、猛獣を見物するために、コーンに案内されて楽屋にはいることになった。
「この中に、まだ馴らしていない虎がおりますので、檻の前を通るときは吠えるかもしれませんが、ご勘弁ください」
とコーンは注意した。虎が3匹、低い唸り声を上げていた。
「虎の親子です。人馴れさせるまでに半年はかかるでしょう。馴らすために、こうして連れているんです」
と説明する。頭山は、
「勢いのあるやつじゃ。天風、いっちょう入ってみるか」
と促した。頭山はまじめに言っているのである。天風は臆することなく、虎の檻に近寄った。コーンのほうも、
「どうぞ」
と二重扉を順に開けた。天風は、親同然の頭山と、コーンからの太鼓判を押され、何の疑いもなく、気負いもなく、絶対信念で入っていった。虎は、天風の周りに来て、2匹がうずくまり、1匹がその後ろにいた。しばらく虎と戯れていた。
新聞記者がフラッシュをたいて写真を撮った。虎が記者に牙を剥いた。天風は平然と檻を出ていった。
虎の檻に平気で入れる理由を天風はこう話している。
「信念が強く結晶した人の周りには、非常に強い同化力が働き出す。霊的作用の感化で、その場の雰囲気をスーッと同じ状態にしてしまう。猛獣が同化するのは当たり前じゃないか」