電脳筆写『 心超臨界 』

人間の行動はその人の考えを表す最高の解説者
( ジョン・ロック )

21世紀とそれ以前の世紀は全く異質で非連続です――福原義春

2024-05-28 | 08-経済・企業・リーダーシップ
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散記事『榎本武揚建立「小樽龍宮神社」にて執り行う「土方歳三慰霊祭」と「特別御朱印」の告知』
■超拡散『南京問題終結宣言がYouTubeより削除されました』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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これからのリーダーに求められるのは、情報共有機能を効率的に果たすとともに、自らが現場を動き、チームの成果を上げることを目指すプレーイングマネジャーです。旧タイプのリーダーの不十分さも補いながら、トップのビジョンを具体化できる強いリーダーでしょう。情報を素早く入手するアンテナとバランス感覚、見えないものを管理し、数値化できないものを的確に判断する能力も必要です。


《オープニング・スピーチ》「次世代リーダーへの期待」
現場に入りビジョン具体化するプレーイングマネジャーたれ
――福原義春氏 資生堂名誉会長・価値創造フォーラム21特別顧問
(「価値創造リーダー育成塾」Vol.1 09.01.18日経新聞(朝刊)全面広告 )

福沢諭吉は封建時代の江戸と近代の明治の二つの異なる時代を生きて、「あたかも一身にして二生を経るがごとく」と言いました。まさに今を生きる若いリーダーは時代の大きな転換期にあって、貴重な経験をすることになると思います。21世紀とそれ以前の世紀は全く異質で非連続です。これからの若いリーダーは20世紀以前の問題と異質の時代の問題を同時に解決しつつ、予測不可能な未来に向かってマネージしなければなりません。

そこで必要なのが歴史観です。英国の首相だったウィンストン・チャーチルは「遠い過去を見る人は、はるか先を見ることができる」と言っていますが、過去を正しく認識した上で未来を考えることです。とはいえそれは、過去の物差しをそのまま現在や未来に当てはめて行動すべきということではありません。

18世紀から20世紀の3百年間はひと固まりの時代で、この間、科学はすごい勢いで発達し、技術革新が繰り返し行われてきました。情報もアナログからデジタルへ大転換が起こりました。しかし21世紀に入り、人間生活を豊かにしてきた科学そのものに疑問が投げかけられ、技術的発展がかえって人間社会を傷つけているのではといわれ始めたのです。

20世紀と21世紀の間にはいろいろな意味で断層がありますが、なかなかそれを超越してパラダイムが変換できない。そのジレンマが社会の閉塞(へいそく)感につながっていると思います。こうした不確実性の時代には多様な選択肢があるわけで、本気で新しいシステムの構築を図っていくとともに、どういう社会が来ても対応できるような価値創造をマネージする必要があります。

21世紀の価値創造リーダーはどうあるべきでしょうか。旧タイプのリーダーは単なる命令情報伝達機能の結節点に過ぎません。自分は動かず、構成員を動かすというヒエラルキー組織の弊害を持った中間管理職といっていいでしょう。しかしこれからのリーダーに求められるのは、情報共有機能を効率的に果たすとともに、自らが現場を動き、チームの成果を上げることを目指すプレーイングマネジャーです。旧タイプのリーダーの不十分さも補いながら、トップのビジョンを具体化できる強いリーダーでしょう。情報を素早く入手するアンテナとバランス感覚、見えないものを管理し、数値化できないものを的確に判断する能力も必要です。

自分が属する企業、組織は何のために社会に存在しているのか。所属している部門は会社の中で何のためにあるのか。その中にいる自分のリーダーとしての役割とは何なのか――。若いリーダーは常に原点と存在意義を問い直しながら活動することが重要です。

価値創造フォーラム21が発足した1998年は、前年から表面化したアジア通貨危機の最中でした。奇(く)しくも価値創造リーダー育成塾が開講した現在も米国発の金融危機に見舞われています。逆風の中だからこそ、知恵が求めら、成長するチャンスがあるのです。ぜひ企業での自己実現を図り、次の価値創造を担う21世紀型のリーダーに成長していただきたいと念願しています。
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