Chemin♪お菓子の小径(シュマン♪おかしのこみち)

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第65回全国茶審査技術競技大会

2018年09月14日 | 日本茶

全国茶審査技術競技大会は「お茶の鑑識眼を競う大会」で、全国茶業連合青年団主催の大会です。

先日9月8日に第65回の大会が大阪で行われました。

 予選を勝ち抜いた選手140名が集まり、4つの審査競技に挑まれました。

 日本茶インストラクターの資格を取る前はこういう大会があることも知りませんでしたが、大阪での開催ということでスタッフとして参加いたしました。

第一審査 茶浸出液による品種の判定

第二審査 外観による茶期の判定

第三審査 外観による産地判定

第四審査 茶香服(茶浸出液による産地判定)

茶葉を見て、香って、触って、飲んで

五感をすべて使って目の前のお茶はどんなお茶なのか!?判定します。

スタッフも100名ほど?はいたのでしょうか。

緊張のなかリハーサルをして大会がスムーズに行われるよう各自の役割を確認し競技会に臨みました。

本番の緊張感、半端ない。

茶葉の入った袋を並べる、ハサミを入れる、拝見盆に出す・・・

お茶が拝見盆に落ちるサラサラという音がし始めると後ろに並んでおられる選手の視線が背中に痛いくらい。

第四審査 茶香服では「煎じ手」と呼ばれる人が選手たちが飲んで判定する5種類のお茶を淹れて注ぎ分けます。

すべてのお茶を均等に同じように淹れてこそ正しく判定ができるこの競技。

煎じ手は「レジェンド」と呼ばれるほどの茶師のみなさん。

煎じ手ひとりで受け持つお茶椀は22客×17回。

大変な緊張のなか、煎じ手は自身のリズムを崩すことなくすべてのお茶椀に均等に注ぎ分けられて選手の元へ運ばれます。

競技がすべて終わった時、初めて煎じ手の方々の表情が緩みました。

ふぅ~っと息をつかれて汗を拭く。

思わず「おつかれさまでした」と言葉がでました。

「見極めてくれよ~!正解してくれよ~!」と祈りながら淹れておられたそうです。

目の前のお茶に真剣に向き合う人たちだけがいられる競技大会。

この場にいて微力ながら関われたことを光栄に思いました。

選手のみなさま、競技運営、関係者、スタッフのみなさま、お疲れ様でした。

 

 





 


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