Chemin♪お菓子の小径(シュマン♪おかしのこみち)

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ぐりとぐらのアップルパイ☆一杯詰めて大きく焼いて♪

2012年01月22日 | パイ・タルト

久しぶりにアップルパイのオーダーを頂きました。

広島のMさまから初めてアップルパイをオーダーいただいて以来

Chemin♪でアップルパイといえば、私とMさまで命名した「ぐりとぐらのアップルパイ」です。

オーダーくださったのは岡崎のWさまです♪

大きさは約22センチ。タルトタタンと迷われたそうですが今回はこちらです。

ぐりとぐらのアップルパイ

Photo_2

フィリングはリンゴが二種類、アーモンドクリームとバターでソテーしたパン粉の合計4種類が詰まっています。

リンゴは「ジョナゴールド」を使いました。

一度冷凍したものをバターでソテーしたリンゴ。

カルバドスとシナモンで風味をつけたリンゴのコンポート。

これをたっぷり詰め込みます。

詰め込む作業途中の様子をちょっとだけ・・・

Photo_3

フィリングを詰めて盛り上げます。そして・・・

Photo_4

オーブンで焼くと一番上の写真のようになります。

オーブンからはリンゴとバターのいい~香が広がって幸せな気分満喫。

出来上がったら十分冷まして発送するのですが、中が見えないのが残念です。

と思っていたら、Wさまがアップルパイを召し上がった時のお写真を送ってくださいました。

Photo_6

アップルパイはカットして、白と青が美しいロイヤルコペンハーゲンのお皿に♪

アイボリーのランチョンマットはレースのすかし模様が上品です。

ティーセットと同色のペーパーを銀のカトラリーに添えて。

実は、このカトラリーの配置が珍しいけどいいなぁと思っていましたらWさまよりメールを頂きました。

「カトラリーのセッティング、間違ってるんです。
お茶を入れて、さあ、食べようという段になって私が、写真を撮りたいと言い出したものだから、夫から、お茶が冷める冷めるとせかされる中、まあいいかと思いながら撮った写真だったので・・・だから、イギリス式でも流行でも何でもないんです。」

なんて素敵なエピソードでしょう!
カメラを構えるWさま、傍でお茶の心配をするご主人様。

微笑ましい様子が目に浮かぶようです。

カトラリーの位置は普通はお皿の右手に置きますので、それからいうと違っているのですが・・・。

カトラリーやテーブルウエアの並べ方、マナーも時代とともに変化したり、流行があったりします。

そのきっかけは便利だから・・・とかちょっとしたハプニングで・・とか。

なのでもしかしたらこういう並べ方もあるのかも・・と思いました。
考えたらご家族が全員左利きだったらこのほうが絶対合理的でスマートです。

あらためてWさまのテーブルを見ると、カトラリーに添えたかわいいペーパーが
アイボリーのランチョンマットのアクセントになってとても素敵です。
右手に置くよりもより一層目をひきます。

こんな風にパイを楽しんでくださってありがとうございます。

どんな風に食べても味は変わらないかもしれませんが
こうして美しく、お茶を入れて楽しんでいただけると本当にうれしいです。

ご主人様にも「お写真のお礼」をお伝えください。
パイは切ったところが自宅では撮れませんので特に嬉しかったです。

Wさま、オーダーありがとうございました。

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