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「私の彼は左きき」を忘れておった

2018年06月17日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡

 もちろん、麻丘めぐみを忘れていたわけではありません。CSのファミリー劇場でレッツゴーヤングを見たところ、トップバッターの新井薫子が「私の彼は左きき」を歌ってたのでびっくり。オリジナルの放送日は1983年2月6日だそうで、私はこの人をほとんど知らないというか、前年から進学して寮生活だったため自分のテレビを持っておらず、その頃にデビューしたアイドル全般に疎いのですね。

 多分この人がカバーしたというのは前に聞いたはずですが、忘れてたということは余程インパクトがなかったのでしょう。そもそもこういうアイディア勝負というか奇抜さを狙った曲はカバーするべきではないと思うのは私だけでしょうか。

 ところで、最近私の頭の中でヘビーローテーションとなっている神田広美の「ドンファン」ですが、紀州のドンファンのおかげで全国的にも注目されてるようです。(当サイト調べ…とか言って)

 それで調べてみたところ、この曲は女性コーラスグループのEVEとかザ・ベアーズもカバーしてました。私はEVEの1stアルバム持ってるので歌声はよく知ってますが、この曲は知りませんでした。この人たちのも結構いいですね。それにしてもやたらとカバーされるということは、結構注目された曲なんですね。私の頭の中がドンファンだらけになるのもうなづけます。ただし、やはり神田広美のが一番いいと思いますが。

 ということで、左ききのドンファンがいれば…とか全然関係ないことを思いながら、右利きの私が書いた記事でした。オチはありません。


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7 コメント

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カヴァーよもやま話 (黒べー)
2018-06-17 23:33:11
カヴァーについては色々面白いですね。

私見ですがカヴァーには二つのタイプがあると思います。
(A)オリジナルはあまりヒットしなかったが、カヴァーが大ヒット
(B)(A)の逆でカヴァーはあまりパッとしなかった。
管理人様がコメントされている新井薫子さんは(B)だったのでしょうね。
私もこの人は記憶にありましたが、麻丘さんの曲をカヴァーしていたのは
全く知りませんでした。(つまりヒットしていない)

新井薫子さんには申し訳ないですが、このタイプは少ないほうで、
(A)が多いのではないですか?
この場でもよく話題に出る「まちぶせ」、三木聖子さんのオリジナルが
どれくらい売れたかは知らないのですが、今や石川ひとみさんの代表曲
となってますね。(管理人様のような生粋のファンはそうでないかも)

その他思い当たるところでは、
・森まどかの「ねえ・ねえ・ねえ」タイトルを変えて「私の16才」
 として小泉今日子のデビュー曲。
 (「ねえ・ねえ・ねえ」のままだとヒットしなかったかも)
・「ハローグッバイ」はアグネス・チャン->讃岐裕子->柏原芳恵
・尾崎紀世彦「また逢う日まで」これはズー・ニー・ヴー
 (「白いサンゴ礁」のヒットで知られる)の「ひとりの悲しみ」
 をタイトル、歌詞をリメイクしたもの。
 (その前はCMソングだったそうです)
等々

結果としてヒットしたのですから元々良い曲だったはずですが、
だからと言ってオリジナルの歌手の力不足ではないでしょう。
タイトル、歌詞をリメイクするのもヒットの要因だと思います。
でも仮に「まちぶせ」を「秘密の片思い」なんてタイトルで
石川ひとみさんがリリースしてたとしたら、多分ヒットしなかった
かもですね。
(「まちぶせ」なんて一見歌謡曲に似つかわしくないタイトルを
  つけるユーミンはやはり只者ではなかった)
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「初恋の通り雨」は歌い継がれる曲 (コスモス)
2018-06-18 11:03:21
失礼します

黒ベーさんがコメントされているタイプの他に
(C)オリジナル、カヴァーともに大ヒット
(D)オリジナル、カヴァーともいまいちヒットしてない
もあるでしょうね。

洋楽ですが、(C)ですぐ思いつくのが「Venus」です。
オランダのグループ、ショッキング・ブルーが1969年にリリースして、
全米1位をはじめ、世界的に大ヒットしましたね。
そして後年、1986年にアメリカのガールズグループのバナナラマが
カヴァーしてこちらもチャート1位となり、日本でも今は和服着て
演歌歌っている長山洋子さんはこの曲のカヴァーでデビュー、
同時期に荻野目洋子さん、昨年は中森明菜さんがカヴァーアルバム
でも歌ってましたね。
とにかくディスコ調の乗りがいいサウンドで、かつ艶めかしさもあって
プロアマ問わず少しでも歌心がある女性ボーカルはステージ上で歌って
注目を浴びたいという誘惑に駆られる曲なのでしょう。

で、(D)なのですがこれはそもそも目立ってヒットしなかったので
すぐに思いつきません。
そこであえて例に出すのは、管理人様には真に申し訳ありませんが
尾崎亜美さんの初期のシングル「初恋の通り雨」です。
これ後にアイドルの杉本理恵さんがカヴァーしていますが、
お二人ともあまり記憶に残っていません。
実質チャートインしたのでしょうか?
(杉本理恵さんはメリー・ホプキンのカヴァーも歌ってました)

しかし、今年リリースされた亜美さんのアルバムで、Chayさんと
コラボしていましたね。
亜美さんご自身としては、たとえ大ヒットしなくとも
「この女性(ひと)なら歌って欲しい」とカヴァーされることを
歓迎しているのでは?
改めて聴くと「初恋の通り雨」はやはりいい曲ですね。
これからも様々な女性シンガーに歌って貰いたいです。
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カバーの奥深さ (Windy)
2018-06-18 22:54:38
おじゃまします。
この話題は本が数冊書けてしまうほど奥深いですね。
既にコメントされているお二方は「ヒットしたかどうか」という“結果”の切り口で分類されていますが、
(1) オリジナルバージョンがシングルA面、すなわちオリジナルシンガーのキャラクターでヒットさせることを目的として作られた楽曲
(2) オリジナルがシングルB面もしくはアルバム、すなわち表現の幅を広げることを目的として作られた楽曲
という“意図”の切り口も可能でしょう。同じカバー作品でも、この両者は大きく意味が異なります。
今回話題になっている「私の彼は左きき」や「まちぶせ」「私の16才」などは(1)のケースですね。
(2)の典型例は「すみれ色の涙」(ジャッキー吉川とブルーコメッツ「こころの虹」B面)、既にあげられている「ハロー・グッバイ」(「冬の日の帰り道」B面)です。「ハート通信」もこのケースに該当しますね。

1981年に「すみれ色の涙」と「まちぶせ」が立て続けにヒットしたことで、82年の新人担当スタッフの中には「カバーでも行ける」と考えた人が何人かいたようで、82年春から秋口くらいにかけてその系統のカバーが数曲現れました。従って「左きき」はその時代をある意味で象徴しています。

「ねえ・ねえ・ねえ」はオリジナル歌唱の森まどかさんが札幌市出身のため、歌詞に「リラの花」を入れてあるのですから、相模人の小泉さんに歌わせても本来はあまり意味をなさないはずです。小泉さんは2作目もカバー(素敵なラブリーボーイ)で、オリジナルもカバーも小ヒット止まりだったことを思うと、2年目によく巻き返せたものと思います。

お二方のコメントを拝読して、気になった点をいくつか申し上げます。

・「ひとりの悲しみ」→「また逢う日まで」は、筒美京平さんの自信作のひとつです。自他ともに認める「ヒットの職人」ですが、何年かに一度会心の作品ができると「ぜひ、これを売りたい。」と周囲にアピールすることがあったそうです。(後年のインタビューでは、印象に残る3曲を問われて「また逢う日まで」「さらば恋人」「木綿のハンカチーフ」をあげています。)当時の歌謡界では一度ヒットしなかった曲はそこでおしまいが通常だったところ、筒美さんはあきらめずに、阿久悠さんに詞をつけなおしてもらってようやくヒットにこぎつけたといいます。

・「ヴィーナス」は長山さんのデビューではありません。8作目です。デビュー曲はフィンランドでしたか?北欧の曲で、2作目は桑田佳祐さんの作品。2年目はサンデーズに入り、飛鳥涼さん提供の「ゴールド・ウィンド」(5作目)をレッツヤンオリジナルとして毎週歌っていました。3年目は番組が終わり、そのまま消えてしまいそうなところにようやく「ヴィーナス」に出会ったという経過をたどっています。

・コスモスさんの分類による(D)のケースは、長い間「夢で逢えたら」の独走でした。
吉田美奈子さんのオリジナルからラッツ&スターのバージョンが出るまでおよそ20年の間に十数作のカバーが作られて、シングルA面として出した人もいましたがどれもヒットせず、大滝詠一さんが「本当に、大笑いの曲です。」と言っていたほどです。

・黒ベーさんは(B)のケースより(A)のケースが多いとおっしゃっていますが、お気を悪くなされたらごめんなさい。(A)の事例はたくさんの人の印象に強く残るため多いように見えますが、実際は(B)が圧倒的多数です。1980年代末~1990年代初め、8cmのCDシングルが出た頃にもカバー曲のプチ・ブームがありましたが、ヒットまで到達できた作品は森高さんの「17才」くらいでした。この時期は蓄積されている曲も増えてきたため、松田聖子さんのアルバム曲を持ってくるなどの荒技も行われています。

その聖子さんと河合奈保子さんはカバーがほとんどありません。テレビ番組ではいろいろな曲を披露していたみたいですが、レコーディングは頑固なまでにオリジナル主義でした。岩崎姉妹や中森明菜さん、そして石川ひとみさんは大人になってからカバーに熱心に取り組まれていますね。
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カヴァーの話題は尽きませんね (コスモス)
2018-06-19 09:30:14
Windyさんの御意見を興味深く読ませて頂きました。

まず、「Venus」が長山洋子さんのデビュー曲とのコメントは、
私がうる覚えの思い違いで失礼致しました。

「また逢う日まで」ですが、これは最初、三洋電機のルームエアコンの
CMソングとして創られたそうです。さびの「二人でドアをし~め~て~」は
「サンヨー・ルーム・エ~ア~コ~ン」と歌われていたそうです。
しかし実際にCMに使用されず阿久悠さんが、学生運動盛んな当時の世相を
テーマにした詞を書いてズー・ニー・ヴーでリリースしたのが
「ひとりの悲しみ」だそうです。
でも、これはヒットしなかったのですが、「せっかく良い曲なのに」と
プロデューサーが再度阿久さんに依頼し、尾崎紀世彦さんの歌を得て、
レコード大賞を獲得するほどの大ヒットとして日の目を見たそうです。

余談ですが、同じく筒美京平氏の「セクシー・バス・ストップ」は
浅野ゆう子さんが歌ってヒットしましたが、これは元々インストルメンタルで、
筒美氏はJack Diamondという別名義で、Dr.ドラゴン&オリエンタル・エクスプレス
というバンドのために発表したそうです。ちなみにそのバンドのメンバーは
後藤次利、鈴木茂、林立夫そして矢野顕子という凄い顔ぶれでした。
今では、浅野さんのバージョンがよく知られているようですが、
「インストルメンタル」->「 歌詞をつけた歌」もカヴァーのパターンでしょうね。

大瀧詠一さんの「夢で逢えたら」成程そうですよね。
Windyさんも御存じかと思いますが、最近カヴァーも含めて、この曲を取上げた
ありとあらゆる音源をCD8枚組80曲余りに収録した凄い企画アルバムが
リリースされました。
その中にはオーケストラ、吹奏楽、駅のホームで流れるものまであったりして
きっと、天国の大瀧さんも喜んでいる事でしょう。

あのビートルズだって初期のアルバムでは結構カヴァーも歌ってました。
それには、まだ無名時代にナイトクラブのステージで演奏していた
レパートリーもあったりして、ビートルズ程の才能でも最初から
無から有を生み出せない訳でして、カヴァーをするという事は、
先人の優れたものを真似ると同時にリスペクトも込められて
いるのでしょうね。

このテーマは夜を明かしても語り尽くせませんね。
本当はセルフ・カヴァーについてもコメントしたいのですが、
もうそろそろ管理人様が呆れていると思いますので、
この辺で失礼致します。
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盛り上がってますね (ハイパパ)
2018-06-19 23:23:08
皆さん、ありがとうございます。元の記事より読み応えのあるコメントが並んで、読んでるすっかり出遅れてしまいました。

なので、個別にお返事する代わりにまたまた私のカバー曲に関する記事を書きましたので、お読みいただければ幸いです。一番訴えたいのは「許せないカバーがある」ということだったりします(笑)
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最初に聴いたもん勝ちかも (KAZU)
2018-06-21 23:14:10
カバーについて色々と興味深いお話を拝見させていただきました。
私は多分、こちらで議論されている皆様より10歳位は年下と思われるので、オリジナルよりも最初からカバー、もしくは原作者によるセルフカバー、さらにはカバーのカバー(^ ^;の方を多く聴いて育った世代かも知れません。

なので、正直皆様のお話を拝見しながら頭がごちゃごちゃしている部分があります^ ^;;

こうしてみると、80年代のアイドルによるカバーというのは意外と常套手段だったんですね。
もちろん、長山洋子さんの「ヴィーナス」や荻野目洋子さんの「ダンシング・ヒーロー」は
オリジナルが洋楽だというのは最初から知っていた(中学の頃、既に洋楽偏重主義の塊のような同級生が居て知識だけは彼の薫陶を受けていましたし、実際彼はこれらの曲を相当こき下ろしていました^ ^;)のですが、「ハローグッバイ」や「私の16才」が実はカバーだったというのを知ったのは、かなり後年の、ネット社会になって動画サイトとかでオリジナルを知ってからでした(^ ^;;
森高千里さんの「17才」については、南沙織さんのファンだったという高校の先生が、この曲を聴いて激怒(!)していたのを見て初めてオリジナルを知った位です。
確かにオリジナルとユーロビート調になった森高さんとは雰囲気が全然違いますよね(^ ^

「夢で逢えたら」については、最初は高校か大学の頃に酒?のCMで流れていた森丘祥子さんの曲で知ったので、最初は彼女がオリジナルとばかり思っていて、その後鈴木雅之さんや松たか子さんが歌っていたのを聴いて「アレレ?!」と思ったり、逆に薬師丸ひろ子さんが歌っていたのを聴いて「雰囲気は意外とイケるな」と思ったり。
吉田美奈子さんが歌っていたのも、あと元々はアン・ルイスさんが英語バージョン?で歌う予定だったのが諸般の理由でお蔵入りになったとか、そういった経緯を知ったのもつい近年のことです。

長くなってしまいましたが、私としては、余程下手な人が歌わない限り、やはり最初に聴いたものがすんなり来るような気がします。
同様に、オリジナルを聴いた後でカバーを聴いてしっくり来た人は、ごくわずかしかいません。
どんなに「上手い」と言われる人でも、最初に聴いた人の後に聴くと、たとえそれがオリジナルだろうがカバーだろうが、呑み込むのに結構時間がかかったりします。
なので、特に今風の「上手い」と言われるアーティストさん方が、どや顔よろしくこれ見よがしに昭和歌謡のカバーを出したりすると、むしろアレルギー反応が・・・^ ^;;;
これが、もしかして「刷り込み理論」というものですかね・・・^ ^
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たしかにそうですね (ハイパパ)
2018-06-23 22:44:04
おっしゃる通り、最初に聴いたものがすんなり来るというのが多い気はします。ただ、まぁ最初に聴いたのが気に入った場合であり、あんまりかっとんだカバーだとオリジナルを聞いたときに「ああ、こういう曲だったんだ」と納得がいくこともありますね。

で、最後のどや顔のカバーというのがまかり通っているというのは同感。甲斐よしひろさんが出したカバーが「甲斐のカラオケ」を批判する声もあったのですが、それを言うならあれもこれもそれもそうじゃん!と思ったり。
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