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バルサン炊くのが夢でした

2024年08月29日 | 日記・雑記・ただの戯言

 学生時代の下宿は炊事場とトイレが共同で風呂は無しでした。住んでたのが1階だったので、廊下は外からそのまま繋がってる構造で、トイレに行くにも炊事場に行くにも靴かサンダルを履かねばなりません。床がコンクリートだったし。

 それで、住んだ初年にはそこの炊事場に家庭ではあの昆虫が頻繁に出没しました。家庭ではもっとも忌み嫌われるあれです。それも飴色の小さい方ではなく、黒々とした巨大なのが何匹も。

 最初は「ウワッ!」と驚いてたのですが、そもそも料理はたまにしかしないし、遭遇するのは主に歯磨きとかトイレのあとに手を洗いに行くとき。そのうちに慣れてくると、手を洗ってる背後で気配を感じた時には洗い桶にそ~っと水をため、振り向きざまにバサっと水をぶっかけるという荒業をよくやってました。そもそも壁も床もコンクリートなので水をぶちまけてもなんともないし。

 そうやって水圧で壁から落ちてひっくり返ったところに中性洗剤を振りかけると。ただ、自分でつまみ上げて捨てるのは嫌なので結構放置した記憶あり。←無責任

 で、その炊事場も古かったのでコンクリートやタイルの割れ目にそいつらが逃げ込むのもちょくちょく見ました。ひどいときなどは、夏の夜にパチッと電気をつけたら奴らが交尾をしている現場に遭遇。

 「おのれ! ワシには彼女もおらんというのになんという狼藉を!」を怒ったのは言うまでもないのですが、あちらもいきなり電気がついたので慌てて逃げようとしたものの、そういう状況なのでそれぞれが別方向に逃げようとして、あんなおぞましい光景は思い出したくもありません。

 そんなところでしたが、なにしろ共同の炊事場で誰がいつ料理するかわからないし、窓閉め切ってキンチョールを噴射しまくるなんてのはできませんでした。あの頃に既にバルサンというか火を使わない水煙系の殺虫剤があったのかはわかりませんが、あそこであれを発射すれば快感だっただろうと、のちにTVコマーシャルを見るたびに思いました。

 現在の住まいは乳幼児もいなければペットや小動物も飼ってないし、やる気になればバルサン炊き放題なのですが、幸いな事に引っ越して以来19年であの昆虫には一度も遭遇しておらず。市内のラーメン屋に行った時に普通にカウンターの上で見かけて驚いた事もあるので、近所にはいるのでしょうけどね。まあ出逢わないに越したことはないので、バルサン発射は夢にとどめておきます。


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