今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

シンガーソングライターの曲は歌っちゃいけません

2022年05月03日 | 日記・雑記・ただの戯言
 もう40年以上前に、テレビのオーディション番組を見てた時のこと。多分「君こそスターだ」だったのではないかと思います。

 出場者で渡辺真知子さんのヒット曲を歌った人に対し、その時の女性審査員の言葉が印象的でした。

 その内容を要約すると「こういう時にはシンガーソングライターの曲は歌って欲しくない。あの人たちは『私はここらへんの声が綺麗だから』とかも考えて曲を作ってるから。」ということでした。

 私はその時は「なんでそんな事をいうの? 好きな曲歌ったらあかんの?」と非常に疑問に感じました。渡辺真知子さんの曲は普通にヒットして巷にあふれてたし、彼女がスターになってた頃ならユーミンは既にビッグな存在だったし、尾崎亜美さんや中島みゆきさんもヒットを出してて、他にも八神純子さん、谷山浩子さん、庄野真代さん、山崎ハコさん、丸山圭子さん、矢野顕子さん、りりィさん、五輪真弓さんなど、色々な方がいました。

 そうやって、もう歌謡界のかなりの部分を占めていた女性シンガーソングライターの曲を歌ったらあかんの?と思ってたわけですが、今考えるとそういう気持ちもちょっとはわかります。要するに「そういう番組で歌唱力や個性をアピールしようと思うと選曲は大事。」と言いたかったのだと思います。ただ、私からすると曲によるでしょうに、と。

 実際に、谷山浩子さんとか山崎ハコさんの曲をのど自慢で歌うケースはほぼないと思われ、個性が強すぎる人の曲は物真似になりかねないということもありそう。シンガーソングライターの曲でも、特にオリジナル曲はその傾向があるかもしれません。ただ、職業作家の曲でも、特定の歌手の声質や音域、さらに雰囲気に合わせた曲ならそういう風になってしまうのでは?と思います。

 なお、その番組は「君こそスターだ」で間違いなかったと思うのですが、その審査員がどなただったかは忘れました。「君でもスターだよ」ではなかったのは間違いありません。