カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

短歌十首。

2011-03-21 22:00:47 | Weblog
短歌十首のメモです。



大津波なべてを一瞬に連れ去りぬ その朝優しく唄ひし声も


大津波そこにありしを連れ去りぬ 地震(なゐ)の翌朝(あした)に桜咲きをり


カタカタと窓鳴り続く夜は更けてラヂオだけひとり話してゐる部屋


私はその昼にことばを失ひぬ 目の前を駆けてゆくあの人たちのことば


列車から赤きパンツを振る閣下、巣鴨のマルジをこよなく愛せり


祈るため雲の果たてを眺むれば小鳥はさらに小(ちひひ)さくあり


七首目が如何しても出来ずにお茶を呑む ラヂオから流るるかそかな唄声


その唄声はレクイエムかも知れぬ 私は食堂隅で死者の声聞く


死といふはその人の名前で表されぬ ラヂオから続々呼ばるる名前


十首目は空白にせむと思ひゐしが書いてしまひぬ 祈りのことば
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

洟たらす

2011-03-20 19:40:39 | Weblog
文藝春秋について。政治記事の論調は個人的に好きになれないので大体のところ粗く雑に読み流し読みとばします。興味をひかれてじっくり見るのは文化系記事。四月号の文化系記事はなかなか面白いです。


ところで。今日の空気中の花粉量ときたら凄かったです。いまだに洟がとまってくれません。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家業

2011-03-19 20:58:31 | Weblog

文藝春秋四月号の203ページからの石井妙子氏による「現代の家系第二回香川照之父を恋ふる半生」は読み応えがある。銭湯に出る前なにげに手にとって、しばし読み耽ってしまった。石井のいう「家業」とは父方の男の系譜。両親の離婚によって父親のいなかった香川にとってのそれは、己が継ぐことの叶わなかった六代続く歌舞伎役者だという。歌舞伎役者が香川の考える絶対的な家業。そして香川は自分が果たせなかった夢を自分の息子に賭けているのだという。家業である歌舞伎役者を息子が継ぐこと。自分の場合、家業とはなんだろうと考えてみる。勝手な個人的希望で言えばそれはブラームスのようなシンフォニー作曲家だけれども、系譜上まずあり得ない(〈後日追記〉:と以前は強固に思っていたが、案外なことに、母方祖父になるひとと母方伯父になるひとは作曲家だったらしいという話が出てきた。母方祖父というひとは若い頃にはシンフォニー作曲家になることを夢見ていたらしい。。。)。。順当に常識的に考えて医者がそれにあたるのかもしれない。父も自分も兄も継げなかったが、父方の祖父もその前もさらにその前も医者だったそうだ。満州で病没した祖父は医学生時代、藤野恒三郎先生と同級生だったらしい、ここではあまり関係ない話だが。



今後生まれてくる誰かが家業を継いで医者になることがあるのかもしれない、どこかの遠い日に、とふと思ったりする。遠い日。遠い目。。



さあてそろそろ銭湯に出掛けよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日

2011-03-19 19:25:47 | Weblog
お彼岸ふつかめの今日は朝から夕方までお参りの方々でにぎわうお寺のお手伝いをさせていただきました。明日もお寺のお手伝いに伺わせて頂く予定です。


それにしても先ほどだいぶ揺れましたね。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩祷

2011-03-17 18:18:50 | Weblog
仕事が終わって帰宅の途中、どこからかしずかな晩祷の音楽が聴こえてきました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

永代橋の袂の桜に

2011-03-12 11:58:38 | Weblog
大津波そこにありしをなべて持ちゆきぬ地震(なゐ)の翌朝(あした)に桜咲きをり
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の地震

2011-03-11 23:21:51 | Weblog
こんばんは。地震被害にあわれた皆様に心からお見舞い申し上げます。私へのお見舞いも有難うございます。私はおかげさまで無事でした。今夜は職場に泊まり込みです。これまで経験したことのない大きな揺れと多くの余震にびっくりしています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

渋谷の定食屋・魚力(うおりき)さん

2011-03-11 12:00:22 | Weblog

 メモです。。。

渋谷のおいしそうな定食屋・魚力(うおりき)さん
http://www.uoriki6709.com/index.htm

東京渋谷 魚屋&定食屋 魚力
東京都渋谷区神山町40-4(神山町交差点そば) TEL:03-3467-6709

渋谷・神山町にある定食屋「魚力」は明治創業の魚屋「魚力」の直営です。
渋谷駅からちょっと歩くけど、四代目が目利きした活きのいい魚介を刺身や海鮮丼で!
また、新鮮な素材に「魚力」独自のひと手間をかけた一品料理や定食を気取らず家庭の食卓の様な雰囲気で味わってもらいたいと思っています。
多くのお客様の笑顔と「うまい」「美味しい」「また来るよ」と言ってもらえることがうれしくて家族で頑張っています。

営業時間:
月~土曜日 昼の部 11:00~14:00 / 夜の部 18:30~23:00(LOは22:00)
  ☆土曜の夜の部は・・1730~22:00(LO21:00) 
定休日 日曜・祭日

定食屋「魚力」:昔からのルール
・魚力では定食をおいしく、お腹いっぱいたべてもらいたいから“ご飯”と“味噌汁”は「おかわり自由」好きなだけおかわりして頂いて結構です。でもお代わりしたご飯を一口でも残した時は500円頂きます。農家の方が一生懸命作ってくれたお米を残したら農家の方に申し訳ないからです。
・夜のおつまみメニュー“刺身の盛り合わせ”では大トロ、中トロ、赤身などのマグロやその日にお出しできる新鮮な魚や貝、えび、イカ、タコ等が記入された注文票の中からお好みで5種類を選んでご記入頂き盛り合わせてお出しします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラーメン!

2011-03-10 08:10:39 | Weblog

そういえば、この間久々においしいラーメンを食べました、という話です。ラーメン屋の暖簾をくぐったのは随分と久しぶりでした。

ラーメンは本当に奥が深い食べ物です。20代の頃の私の周辺にはおそくまでやっているラーメンの名店が結構あり、仕事帰りの深夜にいろいろなラーメン屋に寄ることが日々の楽しみでした。毎食必ず「替え麺」を頼み、汁の最後の一滴まで余さず美味しくいただく流儀で、まったく健康面への影響を警戒することなくラーメン食を堪能していました。その結果、トータル摂取カロリーが必要量よりも多くなり(中略)、自己節制としてここ数年はラーメン店入店を控えていました。

しかしながら、先日のことでしたがすぐ隣の職場のよしださんがうちの職場の印刷機を借りに来て、そのときに美味しい食べ物にまつわる世間話をして、よしださんが故郷熊本に本店がある桂花ラーメンのことを今にも涎こぼれ出さんばかりにおいしそうに話すのを聞いて私も無性においしい熊本のラーメンが食べたくなり、先日池袋の映画館に「ヒアアフター」を見に行ったついでに、サンシャイン通りにある桂花ラーメンの支店に入店、太肉(たーろー)麺を注文して食べたのです。

寒い日にぴったりの、癖になりそうな濃厚な味付け、そして麺も噛み応えのあるしっかりした麺。すごくおいしかったです。

桂花オフィシャルサイト
http://keika-raumen.co.jp/ 

(劇)アルカイックスマイル
http://www.geocities.jp/archaiquesmile/

(劇)アルカイックスマイル吉田さんのブログ:観察「彼女と犬の確執」
http://blog.livedoor.jp/kupikupipo/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちかごろ

2011-03-10 04:33:55 | Weblog
ぼんくらが「盆中が暗い」に由来した言葉であるらしいと知ったのは、週刊朝日の書評記事が滅法面白くてそれだったらと手にした鈴木智彦著『潜入ルポ ヤクザの修羅場』(文春新書)から。いままで気付かなかったけれども、ぼんやりなども案外同系統なのかもしれない。読まなければいけないものや読みたいものがたくさんあるなかで、病院の待合室にも昼の食堂にも携帯して、ここのところずっと時間が空けばこれを読んでいます。どういうわけだか、はまっています。



ラヂオから、ちあきなおみさんの唄う『さとうきび畑』が流れる。このうた、最近では森山良子さんがレパートリーにされていてよく耳にするが、もともとは1974年にNHK『みんなのうた』でちあきなおみさんが歌ったのが最初らしいです。ちあきなおみさんの歌としてあらためて聴くと、新鮮でふしぎな感じがします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする