カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

今日の「顛末」

2011-03-31 13:01:04 | Weblog
今日(3月31日)は、2曲のヴァイオリン協奏曲や「スケルツォ・タランテラ」「モスクワの思い出」を始めとする数々の魅力的な作品によって世界中のあまたのヴァイオリン音楽愛好家に名前を知られ、また、ヴィエニャフスキ国際コンクールに名前を冠されている作曲家・ヴァイオリニストのヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835年7月10日ポーランドにて生まれ- 1880年3月31日モスクワにて演奏旅行中、持病の心臓病悪化により客死)の命日(没後131年)だそうです。


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ここ二、三日、夜に田中濯氏の第一歌集『地球光』(青磁社、2010年8月刊)を開くことが多いです。





たとえば、こういう文体に惹かれます。



昼。ささみフライのつまにふりかけるドレッシングを選ぶ顛末  田中濯


朝である 紅い台地(メセタ)に風が吹き僕らの前から核は消えたさ  田中濯


肌にくるのは陽ざしばかりではない 公園沿いはもはや葉桜  田中濯
コメント
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