カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

昨日

2006-04-03 09:22:21 | Weblog
 昨日は、塔短歌会の横浜歌会が、町田の成瀬駅近くの市民センターの会議室であり、行ってきました。参加者は十六名でした。

 私が提出した詠草はつぎの二首です。

ベートーヴェンの手帖に鼻低き人の絵あり ナポレオンの名前と乾いた鼻糞  河村壽仁

甘容院饅頭沙華団子居士墓(かんようゐんまんじゆしやげだんごこじばか)に五丁目の陽(ひ)は蕩(とろ)けてゐたり  河村壽仁

 今回、思わずほっぺたをつねってしまったくらいにうれしかったことは、二首目の歌が、なんと昨日の歌会での最高得票歌になったことです。

 二首目に対して頂いた批評は次のとおりです。


(票を下さった方から)

・上句の戒名の言葉遊びが効いている。

・共通して「易」のつくりを持っている「陽(ひ)」「蕩(とろ)」という漢字を並べているところや、「だんご」の「ご」、「こじ」の「こ」と来て「五(ご)丁目」と来る辺りの芸が細かい。よく考えられている。


(票を下さらなかった方から)

・この歌のどこがいいのかさっぱりわからない。

などなど。



 いつもながらに、すごく楽しい歌会でした。
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