カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

日録メモ

2006-07-21 09:35:43 | Weblog
 日録メモから。

 昨日、埼玉県三芳町文化会館「コピスみよし」ホールで行われた、「尚美学園大学・埼玉県三芳町 文化・芸術交流提携記念 尚美学園大学オーケストラ演奏会」を聴きました。

http://www.shobi-u.ac.jp/event/2005/event_742.html

 プログラムは、

【前半】

・リエンツィ序曲(ワーグナー作曲)

・テノール独唱とオーケストラによるイタリア歌曲集
―テノール独唱 鈴木 寛一(本学大学院芸術情報研究科長/音楽表現学科声楽コース主任教授)―
*Per la gloria di adorarvi(あなたを愛するという名誉のために)(ボノンチーニ作曲)
*Gia il sole dal Gange(すでに太陽はガンジス川から)(スカルラッティ作曲)
*Tre giorni son che Nina(ニーナ)(ペルゴレージ作曲)
*Pieta Signore!(哀れみたまえ、主よ!)(ストラデッラ作曲)

・ファゴット協奏曲 ヘ長調 作品75(ウェーバー作曲)
―ファゴット独奏 太田 茂(本学音楽表現学科 兼任講師)―

指揮/河合 尚市(本学音楽表現学科 助教授)

***(休憩)***

【後半】

・交響曲第2番 ニ長調 作品73(ブラームス作曲)

(アンコール)
・スラヴ舞曲(ドボルジャーク作曲)

指揮/井崎 正浩(本学音楽表現学科 兼任講師)

☆☆

 しばしば「指揮者は、オーケストラという巨大な楽器を鳴らすプレーヤー。指揮者の役割はオーケストラから作曲家が頭の中で鳴らした『音楽』を引き出すことだ」と言われます。同じオーケストラでも、指揮者が変われば引き出される響きも変わってきます。

 昨日の圧巻は、ブラームスの「交響曲第2番」、それからアンコールのドボルジャーク「スラヴ舞曲」でした。ブラームス第1楽章冒頭の、ホルンが吹く第1主題メロディ。私はいつも、ベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』第1楽章冒頭のテーマを思い出してしまいます。昨日もそうでした。。。指揮者井正浩さんの振られる演奏を聴くのは初めてでしたが、とにかく素晴らしかったです。すごく「音楽的」で(音楽に対して「音楽的」などというのは非常にベタな言い方ですが、それ以外にふさわしい言葉が見つかりません。。。)、非常に勉強になる演奏でした。素敵な演奏会でした。演奏された皆様、有難うございました。
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