赤ん坊に松濤権之丞泰明という名前の附けられた理由や事情を時折あれこれ考え妄想している。
姓・松濤は生まれてすぐに預けられたお寺の住職の姓から、という。通称・権之丞は加賀藩家老山崎範古の出身山崎権丞家の〈権丞〉から、という。諱・泰明の〈泰〉は加賀藩主前田斉泰の名前から、という。
さて、この赤ん坊の実父はいったい誰なのだろう。
昨晩のしごと帰りは、台風雨。ビニルに包んでいた鞄にも雨水が浸透して中身を濡らしてしまった。ノートも紙が弱ってしまい、一晩中机の上に開いて乾かした。
いちにち休みを頂いた今朝は、〈タイスの瞑想曲〉風なヴァイオリンの響きに目が覚め、起き出してメモ。タイスといえば、かの瞑想曲はマスネのオペラ『タイス』の幕間の間奏曲で、そのオペラ原作は、フランスの文豪アナトール・フランスの小説だった、なぞとよしなしごとを思いつつ、麦とろへご飯頂きに。
麦とろのご飯。