目が覚めてお題〈天〉で短歌一首を即詠し、歌会お世話役の方にメール送信。そののちラジオを点けると、ちょうど村下氏の名曲「初恋」が始まるところ。なんとタイミングがよいのだろう、と村下氏の滑らかで爽やかでこちらの胸に哀しく突き刺さってくる歌声にしばし耳傾けつつ、駒込駅前に今もある、村下氏が生前最期に歌っていたスタジオがあったというビルの外観のことを思い出しながら、枕頭に置いた数冊の山に手を伸ばし仁平勝著『路地裏の散歩者ー俳人攝津幸彦』（邑書林）を取り上げたら、ラジオは、村下氏の「初恋」が終わって芥川也寸志氏の『弦楽のための三楽章ートリプティーク』に変わった、そんな今朝。もうすぐしたら、今日もしごとに出かけます。
