カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

検問所

2010-10-20 20:51:13 | Weblog
歌誌『塔』2010年10月号掲載の拙歌より。


検問所の扉(と)を糊付けして来た刷毛をべろりべろりべろりと舐めぬ


【自歌自註】
此岸と彼岸との間にあるという『検問所』。そこの扉を糊付けして開けられなくすることができたら、だいじなひとたちを彼岸にやらずに済むかもしれない(亡くさずに済むかもしれない)。。そんな妄想がふくらんでいって、こういう歌になりました。
コメント
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