歌誌『塔』2010年10月号掲載の拙歌より。
検問所の扉(と)を糊付けして来た刷毛をべろりべろりべろりと舐めぬ
【自歌自註】
此岸と彼岸との間にあるという『検問所』。そこの扉を糊付けして開けられなくすることができたら、だいじなひとたちを彼岸にやらずに済むかもしれない(亡くさずに済むかもしれない)。。そんな妄想がふくらんでいって、こういう歌になりました。
検問所の扉(と)を糊付けして来た刷毛をべろりべろりべろりと舐めぬ
【自歌自註】
此岸と彼岸との間にあるという『検問所』。そこの扉を糊付けして開けられなくすることができたら、だいじなひとたちを彼岸にやらずに済むかもしれない(亡くさずに済むかもしれない)。。そんな妄想がふくらんでいって、こういう歌になりました。