カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

少々推敲したメモ

2008-01-29 10:22:06 | Weblog
 メモです。。。(少々推敲したメモから)

(姫様も、爺も、親方たちも、みんな大満足の、香草と魚の料理の食事会は終了した。ドンブリのようなワイングラスになみなみと注がれた白ワインを、親方はぐびりぐびりと飲み干し、ちょっと眠たげな眼になって、しかし幸せそうに大きなゲップをしてから、手下たちに「さあ、皿や台所の片付けを始めようぜ、諸君」と声を掛けた。そして、親方はというと、自分用の椅子に背をもたれて、こっくりこっくりと舟を漕ぎ出したのであった)

泥のやうに親方眠りぬ 鼻歌して鍋磨く者皿洗ふ者

 ***

(秋原警部と銭形警部がお城の庭で捜索中に行方不明になったことを王国新聞は大々的に伝えた。警察は威信を賭けてふたりの行方を捜索したが、手がかりは杳としてつかめなかった。日数が経つにつれ、新聞は警察の捜査能力にも限界か?という記事を書き出した。実はこの二名、お城の地下深くに密かに遺されていた複雑に掘りぬかれた地下水道の遺跡に入り込んでしまっていたのだった。。。。地下水道の中は暗くて時間の進みがよくわからない。二名は、彷徨っては休み、また少し進んでは休みを繰り返した。疲れはてていたが、この地下水道の先に姫様がいるような気がなんとなくして、その思いが二名を元気付けた。しかしさすがに疲労は蓄積し、休んで体を横たえるとついつい寝入ってしまうこともざらだった)

「パパズルイ! 」娘の声が夢に響き秋原目覚めぬ 銭形屁をこく
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