07月14日 滋賀NHKNEWSWEB
大阪天満宮の天神祭で使われる厄よけの「大茅の輪」の材料となるヨシの刈り取りが13日、近江八幡市で行われました。
「水郷めぐり」で知られる近江八幡市の和船組合は、ヨシを通じて環境保護の大切さを伝えようと、毎年、天神祭で設置される「大茅の輪」の材料となるヨシの奉納を行っています。
この日は午前9時から船頭2人が船で水郷に入り、3メートルあまりに伸びたヨシを次々と刈り取っていきました。
刈り取られたヨシはおよそ100本ずつの束にされ、大阪天満宮の神職らによる神事が行われた後、トラックに積み込まれました。
天満宮では奉納されたヨシを使って直径5メートルあまりの大きな茅の輪を作り、境内の大手門前に置く予定で、天神祭の参拝者が輪をくぐって厄よけをするということです。
大阪天満宮の柳野等禰宜は「ヨシをいただき、いよいよ天神祭の準備を始めることが出来るので感謝しています」と話していました。