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バンス氏は共和党の「お荷物」、ハリス氏の新たな攻撃材料に

2024年08月01日 | 世界のニュース

2024.07.31 CNN.co.jp

ハリス副大統領(左)とバンス上院議員(右)

米民主党の候補指名が確実視されるハリス副大統領の陣営は、共和党のJ・D・バンス上院議員(オハイオ州選出)をトランプ前大統領の「お荷物」と捉え、それを自身の副大統領選考過程と候補者の公開審査で強調しようとしている。

 

政治経験が比較的浅いバンス氏の副大統領候補指名は、ハリス氏にトランプ氏を攻撃する新たな機会を与えている。ハリス氏の顧問らによると、そのメッセージはバンス氏が「奇妙」だとか、物議を醸す見解を持っているということにとどまらず、大統領に何かあったときにバンス氏がその座を引き継ぐべきではないということ、そしてトランプ氏がバンス氏を選んだことは大統領候補者としてさらなる疑問を生じさせるということだ。

 

この戦略は、78歳の大統領に何か起きた場合、バンス氏が大統領に就任する可能性がいかに高いかを強調することでトランプ氏の年齢に焦点を当てる手段でもある。同時に民主党の副大統領候補者の一部が行っているように、バンス氏の経歴にけちをつけることは、ハリス氏を「DEI(多様性、公平性、包摂性)枠」と攻撃する共和党は民主党の候補者に異なる基準を適用していると主張する手段でもある。

ハリス陣営の幹部ミッチ・ランドリュー氏はCNNに対し、黒人女性と白人男性の候補者がいるにもかかわらず誰も白人男性には経験を尋ねなかったと語った。

 

民主党の副大統領候補者らは、子どものいない女性についての物議を醸す発言やトランプ氏に対して一変した態度、東部アパラチア地方出身であることのアピールへの疑問をやり玉に挙げてバンス氏を攻撃している。一方でハリス陣営は、バンス氏と自身の副大統領候補者たちとの違いを際立たせようとしている。

 

ランドリュー氏は39歳のバンス氏を「これまでの米国副大統領候補の中で特に準備が整っていない人物のひとり」だと形容。35歳で米国生まれの市民という憲法で定められた最低限の出馬要件をかろうじて満たしているに過ぎないと話す。

 

同氏は、ビジネスどころか何も運営したことのないバンス氏に対し、世界で最も強力な国の国内政策と国家安全保障政策を即断する能力があるかどうか私たちはどうやって知ることができるのかと問うのは当然だと語った。

 

2016年に上院議員に初当選したハリス氏が18年に大統領選への出馬準備を始めるまで上院で過ごした期間は、22年に初当選したバンス氏と同じくらいだ。一方でハリス氏の副大統領候補として名前が挙がる人物(数人の知事、上院議員、1人の閣僚を含む)は、バンス氏よりも政府で長く勤務し、さまざまな役職、ビジネス、軍、および米航空宇宙局(NASA)で指導的経験を積んでいる。

 

ルイジアナ州の元下院議員でバイデン氏の顧問および選挙陣営幹部も務めるセドリック・リッチモンド氏は、バンス氏が一夜にして大統領になる立場に就くことを考えると「恐ろしい」と語った。

 

ハリス氏の副大統領候補に選ばれることを望む数人もこのメッセージを繰り返した。

 

候補の1人であるJ・B・プリツカー・イリノイ州知事は、22年の出馬前に仕事を転々としていたバンス氏に言及。これまでの経験上、仕事を続けられない、あるいは1、2年以上仕事を続けていない人に何らかの問題があることは明らかだと断じた。

 

インディアナ州サウスベンド市長を務めた後、4年前に大統領選に出馬したピート・ブティジェッジ運輸長官も自身の公開審査のインタビューで同様の点を指摘。同氏は政府機関での勤務年数が比較的短いことは問題ではないとしながらも、行政機関での上級職としての経験が皆無で、公職全般での経験もほとんどないことは本当に懸念される点だと話した。

 

副大統領候補の決定に自身の経験を重視

副大統領候補の決定はハリス氏とその限られた側近の間で行われる。

 

ハリス氏の顧問によると、バイデン氏が4年前にハリス氏について最終検討していたときと同じように、ハリス氏は誰が自身の勝利を後押ししてくれるかを最も重視しなければならないと考えている。

 

ハリス陣営の広報担当者は「ハリス氏は米国国民に奉仕し、彼らの自由を守り、彼らの未来のために戦う資格と覚悟のある副大統領を選ぶだろう」と述べた。また、トランプ氏がバンス氏を選んだのは20年の選挙結果を覆そうとするトランプ氏の企てをバンス氏が支持したからだというハリス氏の主張を繰り返し、対比を強調してみせた。

 

トランプ氏の年齢と健康に疑問

バイデン氏が選挙戦から撤退したことで、トランプ氏は今やはるかに高齢の候補者となった。同氏は太り気味で、ファストフード好き、運動嫌いとして知られている。自身のすべての医療記録を公開したこともない。

 

ハリス氏の側近にしてみれば、そのことがトランプ氏による副大統領候補の選択をさらに切迫した問題にしている。

 

トランプ氏の報道官は、民主党が同氏の年齢を強調していることについて尋ねられると、「年齢の問題ではなく、能力の問題だ」と切り返した。ほんの数週間前に民主党が展開していた主張と似ている。

 

それでも保険統計上の現実は変わらない。バイデン氏を擁護しなくなった今、民主党はこの現実をはるかに熱心に語ろうとしている。

 

プリツカー氏は「トランプ氏の判断力に疑問を抱かざるを得ない。彼は自分が何歳か分かっている」「だから、何かあれば大統領の座に就く副大統領に、経験がほとんどない人物、特に何かを運営する経験がほとんどない人物を選ぶという考えは人々の心に多くの疑問を生じさせるはずだ」と語った。

 

 

 

 

 

 

 

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マスク氏が試用促したテスラ「完全自動運転」、試したら衝突寸前 アナリスト報告

2024年08月01日 | 世界のニュース

2024.07.31 CNN.co.jp

テスラの「モデルY」

電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、同社最新の自動運転支援システム「FSD」に疑問があるなら試すべきだと主張した。そこで実際に試した金融アナリストは、衝突事故を起こす寸前だったと報告している。

 

試乗したのはトラスト・セキュリティーズのアナリスト、ウィリアム・スタイン氏。テスラの「完全自動運転」をめぐってはほかにも問題を指摘する声が続出している。

 

FSDは8000ドル(約120万円)のオプションとして販売されており、人間のドライバーより安全だとマスク氏は主張。無人で乗客を乗せることのできる「ロボタクシー」にテスラの未来をかけている。

 

マスク氏は今月の決算発表で「このシステムのことを知ってもらうためには単純に試用して、車にあちこち連れて行ってもらってほしい」と述べていた。

 

そこでスタイン氏は、テスラ従業員のみがデモ走行時に使用できる「デモモード」で試乗した。その結果、FSDモードで走行中は、高速道路の車線変更禁止を示す白い線の引かれた区画で車線変更するなど、違法運転が何度もあったと伝えている。

 

さらに「モデルYは、前の車がまだ完全に右折していないのに、交差点内で加速した。私がすぐに介入しなければ、間違いなく何らかの事故を起こしていた。警官が手で合図して、葬列を通すため道路脇に寄るよう指示した際も、介入が必要だった」(スタイン氏)

 

スタイン氏が4月にテストした前回に比べ、同システムは「良くなるどころか間違いなく悪くなっていた」と同氏は結論付けている。

 

ただし改善点もあった。「車線変更や大きな陥没穴、経験豊富のドライバーでさえも混乱するような交通の流れなど、難しい状況にうまく対応したのは印象的だった」という。

 

 

 

 

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パリ五輪村のヘルシー食堂、「肉を出せ!」不満続出で計画修正 「東京はよかった」の声も

2024年08月01日 | 世界のニュース

2024/7/31 産経ニュース

7月22日、パリ五輪開幕を前に選手村食堂を視察した国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長

パリ五輪選手村の食堂を巡り、各国選手団から「肉が足りない」といった不満が相次いでいる。大会組織委員会は「地球にやさしく健康的なメニュー」を誇ってきたが、29日には「700キロの卵や肉を投入し、動物性タンパク質を増強する」と発表し、計画を一部修正した。

 

パリ五輪は、地球温暖化対策を看板に掲げる。選手村食堂も地産地消にこだわり、野菜中心の料理を重視している。メニュー作りにはレストラン格付け本「ミシュラン」の三つ星シェフが参加。大会組織委は開会前に「アーティチョークのピュレ添えクロワッサン」など凝った料理を公開し、美食大国フランスの実力を見せると意気込んだ。

 

だが、英国オリンピック委員会のアンソン最高経営責任者(CEO)は英紙タイムズで、「卵や鶏、炭水化物が足りない。大胆な改善が必要」と不満を示した。食堂の混雑も問題になっており、ある英代表選手は「食事は極めて重要なのに、期待したように組織されていない。東京五輪はうまくいっていたのに」と述べたという。

 

特に利用者が集中する時間帯には、肉類がすぐに品切れになるようだ。ドイツではホッケー男子代表のマッツ・グランブシュ選手が大衆紙ビルトで、「食堂では信じられないくらい長い時間、待たされる。ピーク時に手が回っていない。同じ時間に利用者が殺到するので、質も量もよくない。残念だ」とこぼした。

大会組織委は、動物性タンパク質の追加投入は、選手たちの要求を受けた措置だと強調している。

パリ五輪は、温室効果ガスの排出量を従来の大会の半分に抑えることを目標に掲げる。大会組織委は食堂について、食材から動物性タンパク質を減らして野菜や果物を多用し、食材の80%をフランス産にすると発表していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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非難相次ぐ選手村「部屋が暑すぎ」 エアコンなし2人部屋、女子選手が悲痛な告白「ドアを開けて寝ています」

2024年08月01日 | 世界のニュース

2024年7月31日 THE ANSWER

 食堂は食事時、長い行列、肉類はすぐ品切れ

試合後の選手村レストランの品ぞろえにも驚き

 熱戦が続くパリ五輪。競技では様々なドラマが生まれる中で、舞台裏では選手村の施設に選手から不満の声が上がっている。ルーマニアの卓球選手はあまりの暑さに「ドアを開けて寝ています」と告白している。

熱い戦いの一方で、選手たちは暑さに苦しめられている。ルーマニアの卓球女子ベルナデッテ・スッチの声を紹介したのは、英紙「ザ・ガーディアン」だった。

「2024年パリ大会主催者、灼熱の五輪選手村の部屋が2層構造の大会とのクレームを否定」との見出しの記事の中で、国によって暑さ対策に差が出ていることで非難の声が上がっていることを伝えている。

 

国によっては移動式エアコンを選手村の部屋に導入するなどしているが、それにより「主催者は、2層構造の大会を作り上げたという非難にさらされている」という。

「首都(パリ)が熱波でうだる中、フランスチームを含め、(エアコン)ユニットを購入した人たちは快適に眠っているが、ルーマニアの卓球選手ベルナデッテ・スッチは彼女と彼女のチームメイトたちが、少しでも暑さを和らげようと、テラスのドアを一晩中開けっ放しにしていたという」

 

こう伝えた記事ではスッチの談話も紹介。「エアコンはなく、扇風機があるだけで、それだけでは十分ではない。(今までは)ラッキーなことに外があまり暑くなかったので、エアコンはそれほど必要なかったのですが、今は暑くて、部屋の中が暑すぎると感じるほどです」と説明。

 

 さらには「(扇風機は)十分なパワーがなく、自分に向いているときはいいのですが、自分に当たっていない時は(風を)感じません。夜は(テラスの)ドアを開けて寝ています。部屋は狭いし、私たちは2人部屋だから」と暑さに苦しめられながら、なんとか対策を模索しているようだ。

 

 またスッチが競技後に選手村に戻った際、レストランからタンパク質類が品切れになっていることに驚いていたことも伝えられている。

暑さ対策の“格差”が結果にどう影響するのか。スッチは女子シングルス、混合ダブルス、女子団体に出場している。

 

 

 

 

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